泣けるだけじゃない、心地よくて尊いストーリーです
知っているつもりでいても、「音のない世界」のことを本当はまったく知らないのだという事実を、この作品は教えてくれます。感動するだけでなく、何だか少し優しくなれたような気がきっとするはずです。
──文芸第二出版部 永露竜二
1988年、京都府生まれ。東京藝術大学美術学部芸術学科卒。香港中文大学大学院修了。
2015年、『神の値段』で第14回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞し、翌年作家デビューを果たす。
主な著書に『ピカソになれない私たち』、『コンサバター 大英博物館の天才修復士』からつづく「コンサバター」シリーズ、『光をえがく人』『カンヴァスの恋人たち』など。
近著に『ユリイカの宝箱 アートの島と秘密の鍵』などがある。