「手動の」チョッパーって便利
「ああ買ってよかったなー」と思う調理家電のひとつが電動の“ハンドブレンダー”だ。アタッチメントを換えるとミキサーからチョッパーに変身して、むね肉をひき肉にしたり、玉ねぎをみじん切りにできる。どれも所要時間5秒以内。鼻歌を歌う暇もない。
じゃあ、なぜ『切れ味抜群!「ハンディチョッパー ミニ」』をわざわざ使いたかったのか。電動のチョッパーをすでに持っているのに!
手動のチョッパーなら、電動のチョッパーにはできないことができると踏んだからだ。それは「手加減」。
なんせ電動はほんの数秒ですべてを木っ端微塵にする(水分も結構出る)。その勢いが愛しいけれど、そんな粉々にする必要はないのよ……と思う日もある。力を持て余す巨人とお料理してる気分だ。(チョッパー本体も大きいし、動作音もブオオオン! みたいな豪快さだ)
料理って0か1じゃないはず。0.5を狙いたいときだってある。
「ハンディチョッパー ミニ」はそんなニーズにぴったり当てはまった。しかも料理家のSHIORIさんが監修したレシピも付いている。そちらを作りつつ、ハンディチョッパーの絶妙な活躍っぷりをお伝えしたい。
手のひらにおさまるこんもりサイズ
見た目はこんな感じ。
上からみたところ。黒いハンドルを引っ張ると中にセットした刃が「ブン!」とまわる。刃は鋭めなので落ち着いてセットしてください。
横から。
女性の手にちゃんと収まるサイズ。お茶碗1.5杯くらいの容量。底面のゴムがしっかりしているので滑らないし、上蓋もきっちり閉まるのでチョッパーを動かしているときに吹っ飛ぶ心配はない。なので、ふだん料理をしない人に「ちょっとこれ10回ハンドルを引っ張って」とポンと渡してお手伝いを頼める。
まず作ってみたのはこちら。「チョップドサラダ」。
ブラックオリーブの輪切りはスーパーでよく売られているキューピーのパウチ入を使用。ちょうど1パックが25gで、レシピに載っている量も25g。SHIORIさんのレシピの作りやすさってこの辺だなーと思います。
レシピ通り10回ハンドルをひっぱったあとはこんな感じに。
ほどほどに刻まれてる……! そう、これが見たかったんだよ。繰り返すが、この「ほどほどに刻む」は、電動だとコントロールが難しい。これぞ手動のアナログの良さ。あと黒オリーブは刻むとまな板が黒くなるので、チョッパーに任せると汚れなくてうれしい。
他の材料とあわせて完成。かんたんで栄養たっぷり。きゅうりのシャクシャクした食感がおいしい。
がんばらずおいしいものが食べられる!
次に作ってみたのは「ブロッコリーとシラスのペンネ」。かれこれ3回くらいリピート中。
もともと、私はこのお料理が大好き。茹でて崩したブロッコリーとシラスやカラスミを和えたショートパスタはいくらでも食べられる。が、今までの作り方だと「ブロッコリーを煮崩す」工程を気長にやるので、「今すぐ15分以内に食べたい!」みたいな猛烈な空腹時には作れなかった。
が、ハンディチョッパーがあればかんたん。
ハンドディチョッパーで茹でたブロッコリーをさっくり刻む。緑がきれい。
できあがったのがこちら。ショートパスタはペンネではなくオレキエッテにしました。
ああおいしい……! ハンディチョッパーとSHIORIさん、ありがとう! これからはお昼にちゃちゃっと作るよ!
ハンディチョッパーは手軽かつ場所をとらないし、失敗しない。レシピもついている。だから、新生活で1人暮らしを始める学生さんにプレゼントするのもよさそうだ。食生活が一気にカラフルになるはず。
レビュアー
元ゲームプランナーのライター。旅行とランジェリーとaiboを最優先に生活しています。