■スッキリ暮らすコツ 衣類・洋服・バッグ
ファッションが好きな人は、服、バッグ、靴などに興味を持ち、知らず知らずのうちに持ち物が増えていきます。特に季節や流行のあるものは追いかけずにはいられません。しかし流行は変わります。追いかけるだけで、消えたものを片づけていかないとクローゼットに入りきらなくなります。そこで『かんたん年金家計ノート2019』より生活研究家の阿部絢子さんにコツをうかがいました。
衣服の上手なリストラ
衣類整理は、眺めるばかりではリストラをできません。衣替えはチャンスと捉え、1枚ずつ着用し、鏡に姿を映してみましょう。似合う、似合わないもあるけれど、着られるかどうかを先に。体型の変化に伴い、クローゼットに眠っていた衣類が忘れ去られています。着てみればリストラはできるのです。これから10年着る自信のある衣類だけ残してあとはリストラの対象にしましょう。着ると決断もできます。
靴・バッグは頻度別で片づけ
下駄箱にギュウギュウ詰めになった靴。履こうというときに見つからず、また同じ靴に……ということはありませんか? バッグもそう。
おしゃれの要、靴・バッグがいつもと変わらないのはどうして? 靴・バッグもともに好き・嫌いを軸に片づけて、使用頻度別の片づけをしないからです。チェックの時、頻度別に低いモノは譲り、高いモノだけ残して、収納すればキレイに片づきます。
古布の作りおき
日々使用するタオル、布巾、ハンカチ、シーツなどの見直しとリストラをすると、衣類リストラの準備に弾みがつくはず。布類は黄ばみ、黒ずみ、ほつれなどがあれば、即ハサミを入れ、古布へと変身させます。古布の作りおきをしておくと、ちょい掃除に重宝です。
例えば、窓サッシ、玄関床、キッチンレンジ回りなどの汚れ取りに使い、すぐ廃棄。繰り返しの雑巾などより気持ちの負担も軽いのがいいです。
生活研究家・消費生活アドバイザー。新潟県生まれ。共立薬科大学卒業。洗剤メーカー勤務を経て、百貨店消費生活アドバイザーとして30年間勤め、現在に至る。料理や家事など生活先般にわたる豊富な知識と合理的なアドバイスで、出版、講演など幅広く活躍中。著書に『案ずるより片づけよう 住まいの老い支度』(講談社)、『老いのシンプルひとり暮らし』(大和書房)など多数。
・『案ずるより、片づけよう 住まいの老い支度』(講談社)
『講談社版 2019お料理家計簿』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。