■いま話題の"婚活レシピ"で胃袋をつかむ! 「かれいの煮つけ」
「年間60人がお嫁に行っている」とテレビなどでも話題沸騰の料理教室「田中伶子クッキングスクール」。この教室の講師として『本当に作りたい料理、ぜんぶ。』を刊行された田中伶子さんと中村奈津子さんに、誰もがおいしく作れる人気の家庭料理を教えてもらいました!
ほっとする定番の味、魚介の人気メニュー「かれいの煮つけ」
煮汁をかけながら仕上げて、味をからめます。ごぼうを下に敷いて煮ると魚がくっつくのを防ぎ、つけ合せにもなります。
材料(2人分)
子持ちかれいの切り身……2切れ
ごぼう(れんこんでもよい)……10cm
しょうが……2かけ
Ⓐ
| 酒……カップ2/3
| みりん……大さじ2強
| しょうゆ……大さじ1と1/2
| 砂糖……大さじ1
下ごしらえ
①かれいは皮目に切り込みを入れる。
②しょうがは薄切りにする。
③ごぼうは皮を包丁の背でこそげ、長さを半分に切って縦4つに切る。
作り方
1.湯通しする
鍋に湯を沸かし、かれいをフライ返しなどにのせ、湯の中に2~3秒つけて、すぐに引き上げる。もう1切れも同じようにする。
これが湯通し。魚の臭みを落とします。
2.煮る
フライパンにⒶを入れて煮立て、ごぼうとしょうがを入れ、かれいを並べ入れる。
かれいは煮汁が煮立ったところに加えます。
落としぶたをして、強めの中火で5分ほど煮る。落としぶたを取り、スプーンで煮汁をすくいかけながら照りが出るまで煮詰める。
特に卵の部分は火が通りにくいので、集中的に。
かれいを器に盛り、煮汁をかけてごぼうを添える。
1964(昭和39)年に、料理研究家田中伶子が開いた料理教室。基本を大切にした家庭料理の指導をしている。講師は、田中伶子と娘の中村奈津子。月曜日から土曜日までレッスンがあり、銀座という土地柄で、主婦や、仕事帰りのOLを中心に大人気。「実習ができ、料理が本当においしい」と、何年も通い続ける生徒が多い。
○田中伶子(たなかれいこ)
全国料理学校協会理事・NPO日本食育インストラクター協会理事 福岡女子大学卒業後、1964(昭和39)年に料理教室を開設。自身も雑誌の執筆、テレビ出演、食関連の講演や商品企画など幅広く活躍中。著書に『一生作り続けたいおかず』(主婦と生活社)。
○中村奈津子(なかむらなつこ)
日本女子大学食物学科卒業後、全日本司厨士協会に就職。ニューヨークのニュースクール、フィレンツェのラ・フォールアカデミーに学び、香港駐在中に中華料理を学ぶ。2006年ニューヨーク駐在時より料理教室「LOVELY TABLE NEW YORK」を主宰。2009年帰国後、田中伶子クッキングスクールに講師として勤務。