著者が生まれ、離れ、再び戻って以後ずっと住み続けた本郷。その思い出の街並み、人々、思い出をつづる。街エッセイのようなのに通読すると著者とその周囲の人々の人生や人柄が立体画像のように浮かびあがってきます。最古の記憶は生まれ日のこと、となにげにものすごいことをサクっと言ってて「マジか!?」と思いました。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。
近況:本棚2台増やしました、床に本がない暮らしは快適です。