海尊は400年生きて死んだといわれてますので、この頃死んでるのは伝説と矛盾はしてないですね。即身仏の作り方を調べると「うるしを飲んで内部からの腐敗をふせぐ」とか「土中で1000日間、経をとなえる」などはあれど「軒下につるす」は見つかりませんでした。この作品は小説ではなく戯曲で、舞台で演じられたもの。それこそ「おいおい大根じゃねーぞ!」という笑いがおきるためのセリフだったのかもしれません。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。
近況:ウェルカムボードなるものを頼まれました。全力で取り掛かろうと思います。