日本は世界的に見ても長寿大国である。2015年7月、厚生労働省は2014年度の日本の平均寿命を発表したが、男性が80.50歳、女性が86.83歳と、ともに過去最高を記録した。男性の平均寿命が80歳を超えるのは初めてのことだが、女性に至っては3年連続の世界一の長寿である。
さて、これほどの長寿にあって、私たちはどのように生きるべきだろうか。若いときに若いうちにしかできないことをやった人でも、年老いながら人生を過ごす時間のほうがずっと長くなっている。その生き方、そして死に方を考えることが必要になってきた。
今回はそんな「死に方」について問いかける1冊『死ぬ力』をご紹介しよう。