8月の刊行以来、書店のベスト売り上げランキングで上位をキープし続けている本書『シュレディンガーの密室』は土砂崩れにより孤立した研究所を舞台にした、“究極の選択”の物語です。密室を破るか、様子を見るか。刻一刻と決断のときが迫り、議論が紛糾するさなか、突如発生する連続殺人。内と外で同時発生する異常事態。犯人は誰で、その目的は?
著者の麻根重次さんは、〈ばらのまち福山ミステリー文学新人賞〉出身。その最終選考委員をひとりで務める(つまり、著者の生みの親)ゴッド・オブ・ミステリーの島田荘司さんは、本作を「21世紀本格の絶望。」と表現しました。
その真意は最後の1ページまで明らかになりません。待つのは“希望”か、やはり“絶望”か。──さあ、“観測”をはじめましょう。
──文芸第三出版部 森田練
あらすじ
1986年生まれ。長野県安曇野市在住。信州大学大学院で進化生物学を専攻し、現在まで公務員として勤務。2023年、『赤の女王の殺人』で島田荘司選 第16回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞。奇想×本格ミステリの『千年のフーダニット』でミステリファンの話題を呼ぶ。他の著書に『スノウマンの葬列 真々部律香の推理断章』がある。







