「This is a pen.」は言える。でも、「あのね」が言えない。
「異国で暮らせるのは1年だけ」という高揚感もあったのでしょう。現地のサークルに一人で飛び込んでみたり、マッチングアプリを使ってみたり。今振り返ると「よくやったな」と思うくらい、積極的にコミュニケーションの場を求めて動いていました。
英会話は、とにかく実践あるのみ!
そう意気込んでいたのですが、ほどなくして「それなりに英語を勉強してきたはずなのに、いざ英会話になると言葉が続かない」という、日本人が陥りがちな壁に、もれなく私もぶつかることになります。
相手の言っていることは、なんとなくわかる。こちらが伝えたいことも、単語をつないで身振り手振りを交えれば、なんとか伝わる。
でも、その間をつなぐ「ちょっとした一言」が出てこないんです。
「マジ!?」「わかる~!」「っていうか」「ちなみに」
日本語なら無意識に口にしている、そんな会話をつなぐ一言がわからない。だから、自分の感情やテンションをうまく会話に乗せられない。それが、私にとって一番もどかしいことでした。
結果、絶妙な表情とリアクションでなんとか乗り切ったカナダ生活1年間(笑)。
あの頃の私に持たせたいのが、『日本人がぶつかる英語の壁壊したる! モニカの知らんけど英会話』です。
そう。私が知りたかったのは、「This is a pen.」じゃない。
「You know what?(あのね)」だったのです。
「それ、英語でなんて言う?」を教えてくれる人気Instagramが書籍化!
紹介されるのは、教科書に載っているような例文ではなく、実際の会話ではよく使うのに、いざ英語にしようとすると「なんて言うんだっけ?」と手が止まってしまう表現ばかり。
そんなアカウントのコンセプトはそのままに、これまで紹介されてきたフレーズをギュッとまとめた書籍が、2026年8月20日に発売されました。
196表現を収録! 読んで、聞いて、観られる手軽さがいい
「ハマってる」「だるっ」「エモい」「推し」など、今まさに私たちが日常で使っている言葉もたくさん登場します。
しかも、それらが「あいうえお順」に並んでいるのが、とても使いやすい!
英会話の参考書というと、「あいづち」「受け答え」「感情表現」といったカテゴリーごとに分けられているものも多い印象ですが、本書は辞書のように「これ、英語でなんて言うんだろう?」と思った言葉から気軽に探せます。
最初から順番に勉強しなくてもいい。気になるページをパッと開いて、ひとつ覚える。そんな使い方ができるのも魅力です。
さらに、各表現には2種類のQRコードがついています。
音声データを別途ダウンロードするような手間もなく、本書とスマホさえあれば、「読んで、聞いて、観る」までがその場で完結します。
そしてもうひとつ。これは参考書好き(?)だから気に入ったポイントかもしれませんが、本自体の“柔らかさ”もいいんです!
表紙が固すぎず、ページをパラパラ〜ッとめくりやすい(伝わるでしょうか)。
本書は1ページ目から順番に読み進めるというより、自分が知りたい言葉を探して読むスタイル。だからこそ、この「パラパラしやすさ」は意外と大事だと思うのです。
サイズも大きすぎず、小さすぎず。手元に置いて、気になったときに開くのにちょうどいい一冊です。
「英語を勉強しなきゃ」ではなく、「英語で話してみたい!」と思える
みなさんは、これを英語でどう表現するかわかりますか? こうした一言を知っているかどうかで、会話のテンションはずいぶん変わります。
それから、冒頭で触れた「あのね」のような、話を切り出すときの一言。こういう表現がさらっと口から出てきたら、一気に英会話らしくなりますよね。
英語学習では「インプットだけでなく、アウトプットが大切」とよく言われます。本書のいいところは、読んでいるうちに自然と「これ、誰かに使ってみたい!」と思わせてくれること。
「勉強しなきゃ」ではなく、「英語で話してみたい!」という気持ちになれるんです。
そして、もうひとつ。
本書を読んでおくと、海外の映画やドラマも今まで以上に楽しくなるのではないかと思いました。
「知らない言葉は聞き取れない」と言われますが、逆にいえば、知っている表現が増えれば「あ、今の聞き取れた!」「これ知ってる!」という瞬間も増えていくはず。
英語ができるようになりたい。
そう気負うよりも、まずは自分が普段使っている一言を、英語でも言えるようになるところから。モニちゃんと一緒なら、気の合う友達が世界中にできる未来が待っているかも!
……知らんけど!(笑)








