代謝のプロが明かす「痩せられない本当の理由」
ダイエットを志したことがある人なら、誰もが一度は口にしたことがある、あるいは信じ込んできた「常識」ではないでしょうか。その常識を打ち砕く一冊が『肥満脳のトリセツ 代謝の専門家が教える科学的ダイエット』です。
なぜ人は太るのでしょうか。
それは、「肥満脳」の取り扱いがうまくいかないから。
年を取ると基礎代謝が落ちるから太る
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実は60歳までは大差なし
筋肉をつけて代謝を増やすのは一苦労
ダイエットはまず我慢が第一
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ストレスが肥満脳を作っていた
ではなぜ痩せないのか。そこには私たちの脳が持つ「生存のための本能」が大きく関わります。
人類はその歴史の大半を、飢餓との闘いに費やしてきました。生存に必要な食物をいつ摂取できるかわからないという状態です。その中で栄養を効率的に蓄積する(太る)能力を進化させてきました。
著者の山田陽介氏は、身体活動科学や栄養代謝学を専門とする、まさに「代謝の専門家」。本書は、私たちが信じて疑わなかった「ダイエットの常識」の裏にある誤解を最新の科学的知見で解き、食事・運動・生活全般を無理なくコントロールして理想の体に近づくための「トリセツ」なのです。
第1章『ダイエットがうまくいかないのは「誤解」のせいだった!』は、最新の研究で分かったダイエットの「誤解」が紹介され、ページをめくるたびに、明日誰かに話したくなる新事実に触れられます。
年齢による代謝低下のロードマップや、良かれと思って「油を完全にカットする」ことの間違いなど、思わず「え? 違うの?」とつぶやいてしまう「誤解」が並びます。良かれと思って「油を完全にカットする」のも間違い……?
そして「ストレスが肥満を作る」というのも衝撃的です。「痩せなきゃ」と思い詰めて脳を疲労させること自体が、満腹感を得にくくさせ、食欲の調節を狂わせる原因になっているのかもしれません。
本書はこれらの「誤解」つまり無駄な努力から私たちを解放し、楽にダイエットして維持する方法を教えてくれます。
週3日なら我慢できる
「3・4ダイエット」とはメリハリをつけたプチ断食のすすめ。毎日腹八分目、カロリーを35%減に抑えた場合と、一週間のうち3日だけ、400~500キロカロリー少なくした場合、後者のほうが遵守率が高く、最終的に減った体重が多いといいます。そしてただ食べないだけでなく、「油は魚から。まずはサバ缶を常備して」といった、今すぐスーパーに行きたくなるような具体的なハウツーも語られます。
さらに断食につきものの空腹感についても、それをクリアして満腹感を得るための、聞けば「そりゃそうだな」と思わず納得する秘訣が明かされているため、挫折する隙がありません。
また、第3章では「運動を習慣づけないと痩せない?」という、これまた全人類の思い込みを綺麗に解消してくれます。美しい体にはやっぱり運動が必要だけど、ダイエットに成功する体とは、いったい何をしている体なのか。そのメカニズムをロジカルに説明してくれるので、運動嫌いのものぐさでも「うーん、それならちょっとやってみるか!」と心が前向きに動き出すのが不思議です。
「我慢と根性のダイエット」からの卒業
ここには、「自分なりの睡眠と食事のリズムを作る」「入浴も大事なエネルギー消費」といった、今すぐ真似できる「痩せる生活の知恵」がこれでもかと盛り込まれています。これを日常に少しずつコピペしていくだけでも、自然と体が変わっていくはずです。
「しっかり食べているように見えるのに、どうしてあの子は細いんだろう?」
そんな、誰もが一度は抱いたことのある疑問の答えを、代謝の専門家がそっと教えてくれたかのようなワクワク感。これまでの「我慢と根性のダイエット」から脱却し、脳を賢く味方につけてスタイル美人を目指すための、知的好奇心を刺激する最高に楽しい一冊です。







