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2026.05.04

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本を愛する少女に、街の本屋さんが教えてくれたこと

もし世界中の人が奈倉さんの本を読んだなら、いつか本当にこの世界から戦争がなくなるんじゃないか――。

そう確信をもって言えるほど、奈倉さんの文章には読者の心にまっすぐに訴えかける力があります。 2025年には読売文学賞、生きる本大賞、そして「わたくし、つまりNobody賞」の三賞を受賞。 本読みたちが、いまもっとも注目している著者による、待望の最新エッセイ集です。

ロシア語を学ぶために単身ロシアへ留学し、日本人として初めてゴーリキー文学大学を卒業した奈倉さんの原点は、幼いころに町の本屋さんで背表紙を眺め、本への憧れを募らせた日々でした。 表題作には、第二の「学校」でもあった本屋さんたちへの感謝の気持ちが込められています。

本を読み、「私」ではない他者の痛みを想像することは、大切な人を想う心を育みます。 戦禍の時代に、言葉でつながる希望を灯してくれる一冊です。

──文芸第一単行本編集チーム 大西咲希

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