知識という地図
しょうがないので、そのままボーッと浜辺で待ってみるのもいいかもしれないが、とても心細くてさみしいので、何か備えておくことはないだろうか……という気持ちにもなる
「更年期」がみんなが通る道ならば
やみくもにぶつかりながら進むより、
途中になにがあるのか、その先がどうなっているのか
知っている方が歩きやすいはずです。
(中略)
知った気で迷子になっていた更年期前半の私。
それを救ってくれたのは知識という地図でした。
コミックエッセイ『更年期の歩き方 アラフィフ山女子、不調と向き合う』は、女性の体が経験する更年期にまつわる知識がつまった地図だ。そしてその地図は、ひとりの女性が迷ったり困ったりがんばったりしながら歩いてきた軌跡でもある。
更年期症状かも?と思ったらまずやってみること
実感のこもったエピソードを重ねつつ、鈴木さんが学んだいろんなことが紹介されていく。更年期にまつわるさまざまなことに加え、そもそもの月経の仕組みやホルモンについてもあらためて見つめ直せるのでぜひ読んでみてほしい。
こんな赤裸々な状態も描かれる。
運動との向き合い方もとてもリアルだった。
さらに更年期は女性だけのものにあらず。男性にも更年期がある。
本書は、更年期を迎えた鈴木さんが感じたストレスととまどいがていねいに描かれている。更年期にまつわる知識は、もちろん人生の地図として大きな助けとなるが、その地図を手にして歩くのは、その人自身なのだということもよくわかる作品だ。
個人的には「婦人科にかかれば、更年期の諸問題はスッキリ解消するだろう」と今まで高をくくっていたので、実はそうでもないらしいとわかったのがとてもよかった。そして鈴木さんが解決の糸口を少しずつ見つけていく過程にはげまされた。








