〈この物語は“小説は楽しい”ということを伝えられる強さがあり、最後は気持ちの良い涙に着地する〉
デビュー前の応募作で、ここまで絶賛された作品はそう多くはありません 。
物語は、ある夏の夜、大学生の若梅が声をかけられるところから始まります 。
「ひさしぶり、梅ちゃん」
それは他の女性の身体に乗り移った、亡くなったはずの初恋の人 。アルバイトに夏祭り、そしてデート 。失った時間を取り戻すように、若梅は彼女とささやかな願いを一つひとつ叶えていく 。いつかは身体を返さなくてはいけない、それでも──。
「もう一度会いたい」 。真っ直ぐな願いが起こした奇跡は一つじゃない 。きらめく恋のデビュー作をお見逃しなく!
──小説現代編集チーム 大澤ほの花







