現在、世界は大きな歴史の転換点に立っています。各地で続く紛争、深まる国家間の分断、そして揺らぐ国際秩序。「なぜ、世界は再びこの道を辿るのか」という、答えの出ない問いに立ち向かうには、「過去」の真実に向かい合うことが大切です。
かつて日本が経験した未曾有の動乱──。過去を単なる「終わったこと」として片付けるのではなく、現代へと続く「地続きの物語」として捉え直すとき、初めて今の世界を読み解くための視座が得られるはずです。
何があの戦争を駆り立て、何に敗れたのか。 経済や銀行という側面から見た戦争とは。「戦前」という時代が抱えていた正体とは何か。
今、私たちが改めて紐解くべき、日本近現代史の核心に迫る5冊をご紹介します。
「権力がチェック機能を失ったときに起きること」への警鐘
『「あの戦争」は何だったのか』
感情論を排し、多角的な視点から「大戦の本質」を総括するために。
暴走する国家が戦費調達のために銀行を強制再編した「金融統制」のプロセスが明らかに
『太平洋戦争と銀行 なぜ日本は「無謀な戦争」ができたのか』
戦争という巨大な営みを「カネの流れ」から解剖する、冷徹な分析。
日本はいかにして、引き返せない破滅へと突き進んだのか
『「戦前」の正体 愛国と神話の日本近現代史』
現代の社会構造にも影を落とす、当時の日本を動かしていた「空気」と「システム」を暴く。
「死んで来い」という上官の命令を無視し、戦果をあげて9回生還した特攻兵がいた
『不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか』
出撃から何度も生きて帰ってきた「特攻兵」が伝える、“命”を消費する日本型組織に抗う術。
『〈国防〉の日本近現代史 幕末から「台湾有事」まで』
安全保障の危機が叫ばれる今、国家が守るべきものとは何かを歴史的変遷から再定義する。