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2026.03.05

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80%の確率で罹患する「心の病」──発症のメカニズムから最新治療の可能性まで。

生涯で一度でも何らかの「心の病」にかかる確率は、なんと80%という推計があるそうです。2023年に『「心の病」の脳科学』を刊行したとき、著者の先生が「こんなに売れると思わなかった」と驚かれたのですが、罹患率の高さを知ると反響の大きさも納得できます。

本書はその続編です。うつ病、双極症(双極性障害)、統合失調症などの精神疾患、神経発達症(発達障害)に加えて、摂食症(摂食障害)、ギャンブルやスマホ、ゲームへの依存、心身症、強迫症、睡眠障害、子どもへの虐待、認知症、老年期うつ病、PTSD……と対象とする「不調」の範囲を広げて、16名の研究者が発症のメカニズムから最新治療の可能性までを紹介しています。

シロシビンなどの精神展開剤(幻覚剤)がうつ病など様々な精神疾患に効いたり(オーストラリアでは、指定された医療機関での治療が認められているそう)、俗に「愛情ホルモン」と呼ばれることもあるオキシトシンの経鼻スプレーで自閉スペクトラム症の症状に改善したという研究成果も。ここ数年で飛躍的に進歩した最新の脳研究が、一冊に詰まっています。

──学芸第二出版部 家田有美子

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