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2026.01.10

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余命告知──正解のない問いに挑む、すべての人へ贈る生命賛歌『あの冬の流星』

大事な人を失うことは、いつ、どんなときでも辛いものです。家族、同僚、友。お別れの挨拶ができるときもあれば、突然の死に後悔が残ることもたくさんあります。今回、朝倉さんが描いたのは、小児ガンを患った少年とその家族・佐竹(さたけ)家の半年の軌跡です。家族は過酷な運命に翻弄され、息子へ余命を宣告するかしないかで衝突し、家族が家族でなくなる危機さえ迎えます。

私も、朝倉さんと伴走をしながら、佐竹家の直面する現実の厳しさに心がくじけそうになりました。同じ境遇でなんとか踏みとどまっている方を傷つけてしまうかもしれないのではないか、と恐れたのです。それでも、物語の最後に朝倉さんがたどり着いた「答え」が、悩み迷う人たちにとって必要なものになると信じ――願っています。

告知をめぐる正解のない問いに寄り添い、悩み続けた朝倉さんの最高純度の小説をぜひご一読ください。

──文芸第二単行本編集チーム 大曽根幸太

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