急逝した母が遺した一冊の日記。娘の原田燈子(とうこ)は、他愛もない母の日常に目を通すうちに、「書かれるはずのない」日々が死後もなお綴られていることに気付き、戸惑います。母の筆跡で書き込まれた〈ここはどこだろう。〉という呟き。はたして母は、どこでなにをしているのか。それぞれが抱えていた暗闇を手放す時、向き合えなかった家族の物語が巻き戻り……。
不可思議な死者の日記が繋ぐ、「この世」と「あの世」、そして「過ち」と「赦し」とは。ぜひごー読ください。
──文芸第一単行本編集チーム N.K.
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2025.11.11
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