本書は哲学者の岩内章太郎さんが、父の訃報をきっかけに、父との思い出や家族の日常、そして「死」をめぐる考察を、時に切なく、時にユーモアを込めて綴ったエッセイです。
発売前に読んでくださった方からは、「心が救われた」「書いてくれてありがとう」という声が次々に寄せられました。「星になっても」のあとにはどんな言葉と感情がつづくのか、ぜひ読んで確かめてみてください。
大事な人との別れをどう迎えるか。別れたあとに、その人のいない世界でどう生きていくか。いつか誰もが直面する答えのない問いに、自分なりに向き合うための、優しい手がかりをくれる一冊です。
──文芸第一単行本編集チーム 大西咲希