改めて漢字熟語を勉強してみると、知らないことばだらけで、色々なものも見えてきました。
【同音同義語と表示ルール】
同音同義語は、同じ読み方でほぼ同じ意味を持つことばなので、どちらを使えばいいのか判断が難しい。例えばラッキーを表す「こううん」。
生命の危機を表す「重体」と「重態」も同じ意味で、新聞や放送では「重体」が使われています。
当たり前のように使っていた「幸運」「重体」に、こんな表示ルールがあったとは!!
【悩まし度・星5つ】
ほかにどんな「悩まし度・星5つ」があるのかと探したら、「じつじょう」もそうでした。
【常用漢字表には何字ある?】
当たり前のように常用漢字と言っていますが、「常用漢字表」が制定されたのは1981年。そんなに昔ではないことに驚きました。
しかもそれまでは、日常で使う漢字を制限した「当用漢字表」が使われ、漢字制限の否定から「常用漢字表」に変わったのです。
こうした流れは、戦後日本の民主国家への改革と深く関係していたことを「漢字熟語コラム」で知りました。
そう思うのと同時に、繊細でいく通りもの表現方法がある日本語は、やはり世界で一番美しい言語だと感じたし、改めて日本人としてのアンデンティティにも気づかされました。
だからこそ、正しい漢字熟語を使いこなせるようになりたいのですが……。
【漢字熟語クイズ】
またしても私の苦手な同音同義語で、囲碁も将棋も知らない私にとっては難関です。
この「定跡」の正解はBの「将棋のある局面で最善とされる駒の指し方」。
すかさず「じょうせき」を引いてみると……
よーし、次は頑張るぞー! と上級編に挑んだら、今度は2択ではなく漢字の穴埋めで、散々な成績でした。
パソコンやスマートフォンは簡単に変換できるので、書くことがおろそかになっているのでしょう。答えを見れば「ああ」と思うのに、漢字が出てこない!
最初は勉強のために読み始めた『マンガでわかる 漢字熟語の使い分け図鑑』ですが、マンガがあるので意気込むことなく、最後まで楽しみながら学ぶことができました。
そして、できれば「漢字熟語クイズ」にチャレンジしてみてください。上級編は思いの外、難しいので!!