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この宇宙に地球外生命は存在するのか? 「宇宙論」から見える、その答えとは!?

2023.07.28
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地球以外にも「生命の星」は存在するのか? この問いに対して、宇宙物理学者である著者は、現代の宇宙論、そして、有機物にはじまる生命の合成過程をもとに考察していきます。
近年の系外惑星探査では、太陽系外にも地球のような惑星がたくさん存在することがわかっています。また、「はやぶさ2」の持ち帰った試料からは、生命の材料となるアミノ酸なども見つかりました。アミノ酸、RNA、DNAの合成──そして生命の誕生。138億年前に起こったインフレーション、ビッグバンからの元素合成や銀河、恒星系の形成。それらの確率を見積もりながら掛け合わせたとき、その答えは……!?
「量子力学」に金字塔を打ち立てたシュレーディンガー、ビッグバン理論の提唱者・ガモフ、そのガモフと対立した天文学者・ホイル。物理学史に名を残す彼らも、実は生命について研究をしています。この究極の問いの先に、物理学者は何を見ていたのでしょうか。

──学芸第二出版部 柴崎淑郎

  • 電子あり
『 宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在』書影
著:戸谷(とたに)友則

これまでも生命の発生については、「ミラーの実験」や「ドレイクの式」など、さまざまにそのアプローチが提唱されてきました。
それではビッグバン理論、インフレーション理論などの最先端の宇宙論・物理学をもとに、RNAの合成、生命活動のはじまり、それらの発生頻度をあてはめたとき、我々の知る138億年の宇宙には、地球以外にも生命は存在するのでしょうか?

レビュアー

担当編集者

学芸第二出版部

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