「『おにぎり』と『おむすび』の違いってなに? 」「なぜ永田町は『ながた“ちょう”』なのに、大手町は『おおて“まち”』と読むの?」など、日常生活で使われる日本語には、大人でも説明できない不思議がたくさんあります。
本書はコピーライターとして日本語を独自に研究してきた川上徹也さんと、イラストレーターの春仲萌絵さんがタッグを組み、そうした言葉のナゾを物語形式で楽しく学べる1冊です。国語力は学力の基礎になるともいわれています。本書は読むうちに自然と音読み&訓読み、人称代名詞、助数詞、オノマトペ(擬音語・擬態語)などが学べ、子どもたちが国語学習に興味を持つきっかけになるものでもあります。
また、本書のもうひとつの魅力が「かえる大納言」を始めとした個性豊かなキャラクターたち。ユーモア満載の会話と、マンガ、イラスト図解がたっぷりで、小学生から大人まで夢中になって一気読み必至です。
──児童図書編集チーム 澤有一良
レビュアー
児童図書編集チーム