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2023.09.16

レビュー

33体の恐竜がマグネットに! 大迫力のパノラマボードに貼って恐竜ワールド完成!!

子供のころ、どんな本を与えられるかによって、その後の興味が大きく変わる気がします。
かくいう私は「恐竜図鑑」なんて見たこともなかったので、知っている恐竜といえば、ティラノサウルス(T-REX)とトリケラトプスのみ。
この本の対象年齢3歳以上と同じかそれ以下の、最近やっと恐竜に目覚めた恐竜初心者が見つけた面白い本をご紹介します!!

【33種類の恐竜マグネット】

図鑑を開いて真っ先に興味を持ったのは、33種類の恐竜マグネット。

        

悲しいことに、どれがティラノサウルスとトリケラトプスなのか、それすらわからない!!
もはや恐竜初心者を名乗る資格すらない恐竜音痴ですが、パノラマボードの中からティラノサウルスとトリケラトプスを探し出し、同じシルエットの恐竜をマグネットから抜き取ってペタリ!!



うーん、この吸い付く感じが楽しい!!
昨年、国立科学博物館に展示されたティラノサウルスの骨の標本を見て、地球上にこんな大きな生き物がいたなんて!! しかも前足ちっさ!!と感動したことを思い出しました。

【パノラマボードを使って遊ぶ】

パノラマボードを眺めていたら、今度は“サウルス”と名のつく恐竜が多いことに気づきました。そこで“サウルス”勢を結集させてみると……、

ボードの半分近くを“サウルス”勢が占め、なかなか面白い!!
調べたところ“サウルス”は、ギリシャ語で“トカゲ”という意味だそうです。

そんなことも知らないの?と恐竜好きに怒られそうですが、今まで知ろうともしなかった“サウルス”の意味がわかったことは大きな前進であり、この図鑑のおかげと言えるでしょう。

【恐竜の食べ物って?】

この『恐竜 最強マグネットブック』は、恐竜の名前を覚えて遊ぶことに特化しているので、もっと詳しいことを知りたい人は「講談社の動く図鑑MOVE」の『恐竜 新訂版』『大むかしの生きもの』を見ていただくとして。

            

私が面白いなと思ったのは恐竜の食べ物。
動物・魚・ほかの恐竜などを食べる肉食恐竜もいれば、葉っぱ・木の実など植物を食べる草食恐竜もいます。
トリケラトプスも、植物を食べていたのですね。

            

【恐竜の仲間分け】

また「恐竜のなかまわけ」では、7種類に分けられています。
恐竜マグネットの中で一番気になったのが、首も尻尾もひときわ長いスーパーサウルス。
スーパーサウルスは「りゅうきゃくるい(竜脚類)」の仲間で、全長は、なんと33~35メートルといわれる最大級の恐竜のひとつなんだとか。
名前も覚えやすいので、私が答えられる恐竜がひとつ増えました!!

【片付けが楽なマグネット】

この図鑑の楽しさはほかにもあって、ボードを閉じたときのパタンという音とマグネットの吸い付き!!  
ボードの上下に強力マグネットが付いているからなのですが、充足感があって心地いいので、パタン、パタンを何度も繰り返してしまいました。
これなら子供に、「片づけなさい」と叱ることもなさそう。

誰かと一緒に恐竜の名まえあてクイズをするもよし、一人遊びにもよし。
恐竜に興味を持ち始めたばかりのお子さんには、特にピッタリの図鑑だと思いました。

レビュアー

黒田順子

「関口宏の東京フレンドパーク2」「王様のブランチ」など、バラエティ、ドキュメンタリー、情報番組など多数の番組に放送作家として携わり、ライターとしても雑誌等に執筆。今までにインタビューした有名人は1500人以上。また、京都造形芸術大学非常勤講師として「脚本制作」「ストーリー制作」を担当。東京都千代田区、豊島区、埼玉県志木市主催「小説講座」「コラム講座」講師。雑誌『公募ガイド』「超初心者向け小説講座」(通信教育)講師。現在も、九段生涯学習館で小説サークルを主宰。

公式HPはこちら⇒www.jplanet.jp

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