おひとりさまの最後の片づけは「モノ」の片づけだけではありません。お金・不動産・情報など、さまざまな片づけがあります。実はこれらの整理ができるリミットは60代。以降は気力や体力がついてこず、気づけばどこから手をつければいいのか分からなくなり、そのまま年月が過ぎてしまう……。
そんなおひとりさまの最後に著者の杉之原冨士子氏はたくさん立ち会ってきました。「どうしてこんなになるまで放っておいてしまったのか」といたたまれなくなる現場もあり、時には涙し心を傷めてきました。本書では、多くの人が最後の片づけでどのような問題に直面するのかを見てきた立場から、何から手をつけていいのか分からなくて不安な人や何を早めに準備すればいいのか戸惑う人のために「やるべきこと・やらなくてもいいこと」を紹介しています。
この1冊を持っておけば、安心して残りの人生を楽しめる、おひとりさま必携の書です。
──講談社エディトリアル 山口聡子
レビュアー
講談社エディトリアル