被災地などでの絵本の読み聞かせをライフワークにしている南果歩さん。コロナ禍でリモート朗読してきた自作の詩が絵本になりました。
「だっこ だっこ だっこ だっこ。いっしょうぶんの だーっこ。」
はじめて原稿を読み聞かせしてもらったとき、そのゆったりとした読み方に衝撃を受けました。
冒頭の一節、ぜひご自分で読んでみてください。何秒かかりましたか?
10秒かけてゆっくり読むことができたら、“果歩さん読み”に成功です。
大人になると絵本の読み聞かせをしてもらうことはなかなかありませんよね。でも、南さんの朗読をきいてあらためて、耳から入ってくる人の声の心地よさを感じました。読み聞かせには人を癒やす力があります!
そして、ゆったりとした気持ちで“果歩さん読み”すると、実は、読んでいる自分も癒やされるのです。ぜひ、この絵本で試してみてくださいね。
──幼児図書編集チーム Y.K.
レビュアー
幼児図書編集チーム