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2020.11.26

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2020年12月22日から地球は「風の時代」へ! 新時代に自分を最適化する方法

2020年11月半ば現在、アメリカ大統領選においてバイデン氏が当確だ、いや再集計だ、法廷闘争の上トランプが逆転するはずだなどという意見でアメリカが真っ二つに分断されています。アメリカ国内だけではなく日本も感情的になり分断され、ピリついているのを目の当たりにしています。

2020年1月に新型コロナウイルスという脅威が現れ、日本そして世界は一変しました。緊急事態宣言が出され、仕事はリモートワークに。これまで様々な企業や政治が試みては失敗してきたことを、このウイルスが問答無用で変えてしまいました。会食はなくなり食事はテイクアウト。職場や近所、趣味のコミュニティで人と会うこともなくなり、SNSだけがコミュニケーションの頼りになりました。ソーシャルディスタンスというか、もはや人間関係そのものの距離感が変わり、リセットされた人も多いのではないでしょうか。
今まで経験したことのないウイルスの恐怖や環境の変化についていけず、ただ恐怖に怯えて過ごす人、逆に積極的に新しい生活の中でできることを模索する人、楽しみを見つけようとする人と、ここでも世界は分断されて二極化されました。

スピリチュアルや占いが好きな自分は2020年に入ってからネットでしつこいくらいに「二極化」「風の時代」という文字を見てきました。2020年はどんなことになるのか、大きな変化があるんだろうなとうっすらとは思っていましたが、まさかこのようなウイルスという形で現れて、ものの数週間~数ヵ月でここまで世界の光景や仕組みを一変させてしまうとは思いもよりませんでした。と同時に星の羅針盤である占星術に詰まった宇宙の意思と、それを統計的に確立した先人達の偉大さに敬意を感じざるを得ませんでした。

本書によると

今までの土の時代には人々は大地を見つめ、河川の氾濫や鉄砲水にやられず、また、真夏の日差しに緑がこがされることもなく、安定した秋の実りを得られるかを考えていました。(中略)土の時代の最終章ともいえるここ数十年の間にはその技術も著しく発展し、人は高層建築を建てるようになりました。高層ビルがずらりと並ぶ、圧巻の摩天楼。そういったことからも土の時代とは“高さ”を目指した時代でもあったのかもしれません。

そして“afterコロナ”といわれているのは、同じく星の世界では“風の時代”といわれるものです。
次時代である風の時代には人はブロックを積み上げていくことや、土地を探すことをやめ、空を見上げていくでしょう。
じっとそっと空を眺め、どの風に乗ろうかと、風の流れを見極める。
(略)これからを生きる人類はもう大地だけを見るのではなく、空を見て、風を感じて生きていくこととなります。

そして、星の導くところによると、これからの世、つまりafterコロナの世界/風の時代とは“知性・情報・繋がり・思考”にスポットが当たる時代であるといわれています。
物質の世界の学びを終えて、新たな時代に足を踏み入れる私たちに求められるもの。
それはものごとを解釈するセンス、面白いもの・楽しいこと・美しさを見つける感受性とそれを表現していく知性を磨くことです。---


2020年12月からはこのような「風の時代」になるとのことです。驚きながらも妙に腑に落ちる感覚で言葉がどんどん入ってきます。
また本書では、風の時代における「働き方」「経済」「職能」「主人公」「タイミング」「占星術」といったテーマごとにキーワードを深掘りしています。

例えば「働き方」に関して言えば、「正社員→副業→その先へ」。
折しも電通が社員の一部を個人事業主にするというニュースが入ってきたばかりです。もう終身雇用制度というのはなくなっていくのでしょう。デジタルツールを用い、自分をコンテンツとして表現し、自分の色を出していく。「個」それぞれの色が蜘蛛の巣のように繋がりあって、連携して、多彩な世界を描いていく世界。

「良い学校を出なさい」「その次は一流企業に勤めなさい」「定年まで働きなさい、安定が一番」……そう言われて育った我々大人たちにはまだ心の底から実感できないというか、「本当にそんなことで実際生きていけるの?」という不安や迷いがあります。
しかしある日突然とは言わずとも、何年何十年かけて全体的にそのような流れにシフトするのは確かでしょう。
さて、いざその時になったら土の時代に生まれ育った人々は風のようにしなやかに軽やかに飛ぶことができますか? いえ、飛ばなくてはならないのです。

きっとこの本や風の時代というキーワードに反応した皆様は、新しい「風の時代」に適応して今までと全く違う価値観や世界を見たいという好奇心を持っているのだと思います。
しなやかに自分の形を変える柔軟性や軽やかさを持っているのだと信じます。
そんな皆様であるならば、本書を読むことで「風の時代」への心構えができるとともに、まだ知らぬ土地への旅行、はたまた宇宙旅行に行くようなワクワクした胸の高鳴りを感じることができるでしょう。
人の命を奪うウイルスは怖いですし、悲しく辛い存在です。でも宇宙の意思はその裏側、別の角度、別の次元に潜んでいるのだと思います。土の時代という地面からジャンプし、風に乗る準備をしてみませんか。宇宙の意思という上昇気流にうまく飛び乗れた人はきっと、世界を俯瞰しながら新しい時代を生き抜くことができると思います。本書を教科書にしながら、真に哲学的で人間的である「風の時代」に飛び込んでみましょう!

レビュアー

野本紗紀恵 イメージ
野本紗紀恵

一級建築士でありながらイラストレーター・占い師・芸能・各種バイトなど、職歴がおかしい1978年千葉県生まれ。趣味は音楽・絵画・書道・舞台などの芸術全般。某高IQ団体会員。今一番面白いことは子育て。

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