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2020.08.07

インタビュー

累計発行部数123万部! 講談社の学習まんが『日本の歴史』が面白い理由

講談社としては初の学習まんがシリーズとなる『日本の歴史』。新たにこのジャンルに参入するからこそ、その内容には沢山のこだわりが詰まっている。これまで学習まんがというと監修者は権威ある大家が中心だったが、講談社では第一線で研究に励む若手研究者に依頼。マンガの面白さにも徹底的にこだわり、実力派のマンガ家を多数起用した。2~5巻を監修した遠藤慶太氏と、シリーズ制作の指揮をとった担当編集の菅家洋也が、完成までの軌跡をふり返る。

新進気鋭の研究者が監修!

菅家 7月3日に発売となった『日本の歴史』シリーズですが、コロナ禍の中、おかげさまで好調なスタートを切っています。20巻合計の発行部数は123万部で、スタート前の予想の1.2倍近い受注をいただいています。ちょうど終盤の作業にとりかかっていた2~3月に新型コロナウイルスの感染が拡大して、リモートでのやりとりとなり大変でしたが、なんとか校了することができました。

遠藤 ちょうどその時期に重なりましたね。でも、私自身、本当に楽しいお仕事をさせていただきました。学習まんがの監修のお仕事なんて、自分で手を挙げてやらせていただけるようなものでもないですしね。

菅家 そう言っていただけると、ありがたいです。

遠藤 最初はお話を受けたとき、すごく驚いたんですよ。普通、こういった学習まんがは、もっと大家の先生が監修されるというイメージだったので、「え、私でいいの?」という戸惑いがありました。一方で、私も幼少の頃は歴史のマンガを読んでいた口なので、「これはすごいお仕事だな。絶対に引き受けねば」と。

菅家 今回の『日本の歴史』は講談社が出す初の学習まんがシリーズです。この分野で最後発だからこそ、監修者の人選はこだわったところです。従来のような大家の先生ではなく、この先大家になっていかれるような、まさに今、最新の歴史を研究されている若い先生に監修をお願いしようと。この企画が立ち上がった4年ほど前は、そうした新進気鋭の若手研究者がいろいろな研究を発表されていて、世間の注目が集まり出した頃でもありました。今回のシリーズ制作にあたっては、歴史に詳しい編集者やライターによる編集チームを作りましたが、そこで「今、最も旬な人」と挙がったお一人が遠藤先生です。私も先生の本を読ませていただいて、ぜひお願いしたいと強く思いました。

遠藤 いえいえ。私は普段、大学で講義をしていますが、学習まんがなら、もっと沢山の人に歴史を知っていただけますよね。それをマンガに強い講談社が手掛けるということで、これはもう、お引き受けしなければと思ったんですよ。

小学生から大学受験まで網羅した充実の内容

5巻 平安時代中期の年表

5巻 平安時代中期の年表「この時代の流れ」

菅家 全国各地の書店様の集まりに説明に上がりましたが、反応が良かったのも、やっぱり監修者が若手の精鋭だという点だったんです。先生方のお力で、最新の歴史を盛り込みながら、学校の授業とも乖離がない、「小学生から大学受験まで対応できる」内容になりました。

遠藤 最終的にまとまるまではせめぎ合いでしたね。みなさん教科書で学ばれるので、それとは違うものを「これが今の最新ですよ」と唐突に出すのもまずいだろうと。ブレーキをかけながら、「ここは新しく入れましょう!」とアクセルも踏む、そんな感じでした。監修としていろいろ無理を言いましたね。

菅家 いえいえ、私も大変勉強になりました。たとえば平安時代中期の「国風文化」。教科書にも歴史の本にも常にそう表記されていますが、先生からのご指摘をいただいたことで、この時代を扱った5巻はこれまでにない内容に仕上がったと思います。

遠藤 かつては「平安時代に日本独自の文化が生まれた」ということにポイントを置いて説明されていたので、「国風文化」とされてきました。でもそれはちょっと言い過ぎではないかというのが今の考え方なんです。ひょっとすると、将来は「国風文化」という語そのものが使われなくなるかもしれません。中国からの文化と日本独自の文化の二者択一ではなく、ツールが2つあるようなもので、それを上手に棲み分けて使い分けられるようになったのが平安時代なんです。唐風が廃れて国風が発達したのではなく、大陸・半島の文化を選択的に受容してカスタマイズしていった、その第一段階が平安時代だったというわけです。

菅家 そうした先生のご指摘から、今回は「国風文化」の語は出しつつ、その成り立ちも丁寧に説明して、タイトルにはこの語をそのまま使うのをやめました。

遠藤 教科書の内容ともすり合わせながら、今の歴史の考え方も入れていただいて、結果的にすごくいいマンガになりましたよね。担当した中でも、平安時代を扱った5巻はすごく気に入っています!

マンガのクオリティにもこだわった

菅家 今回のシリーズは、ただ歴史の情報が入っているだけではなく、読んで面白いマンガになることにこだわりました。メジャー誌での連載経験があって、人気と実力を兼ね備えたマンガ家の起用は必須だと考えたんです。

遠藤 私も全巻楽しく読ませていただきました。たしかに、ページをめくっているだけで、ストーリーが面白く表現されているんですよね。しかも、マンガの周りにも情報がいろいろ入っているので、年齢が上がっても何度も読み返せる本ですね。

菅家 ありがとうございます。マンガをすべて枠内で収めてもらって、全ページの欄外に「マメ知識」を入れたのも、こだわりの一つです。マンガにすべての情報量を詰め込もうとすると、説明ばかりですごく読みにくくなります。でも一方で、学習として情報量はほしい。

遠藤 あえて情報を分けたわけですね。

菅家 私は入社時の配属が週刊少年マガジンでしたが、昔は少年マンガの欄外には必ずマメ知識が入っていたんですよ。今はなくなってしまいましたが、あのメソッドを学習まんがに使ったんです。欄外に入れたマメ知識は全部で3480本。スタッフからはその労力に悲鳴があがりましたが、結果的にはこの情報量の多さに好評をいただいています。入り口として最初はマンガだけ楽しく読んでもらえればいいし、そこからどんどん読み込んでいく面白さも感じてもらえればうれしいですね。

遠藤 学校で習う歴史は、どちらかというと「仕組み」の話なんですよね。だから、歴史に面白みを感じられないお子さんも出てきてしまう。でも、歴史が面白いのは「人物」、マンガで言えばキャラクターなんです。そこを前面に出したのは正しかったと思います。

菅家 おっしゃるように、まさに今回の学習まんがは人物に光を当てています。各章の扉ではその時代を代表する人物を一人挙げて、惹(ひ)き文句でその時代のなぜ? を問いかけました。その答えはそれぞれの章の終わりに載っていて、学校の勉強にも役立つ構成です。

遠藤 学び方としても、まずマンガで骨組みを知ってもらえるのは大きいと思います。今の時代、何年に何があったとか、この人はどうなったかということは、調べればすぐにわかります。極論を言えば、その調べ方さえ知っていればよくて、物知り博士みたいに全部覚える必要はない。でも、歴史の流れとか、その時代の物の考え方とかは、やっぱり身につけておくべきだと思うんです。この『日本の歴史』は歴史の息遣いを楽しみながら吸収することができると思っています。ぜひ沢山の人に手に取ってほしいですね。

監修者とマンガ家、それぞれのプロフェッショナルな仕事

5巻「貴族の栄華」より

5巻「貴族の栄華」より(P.30-31)

菅家 もともと、この企画が立ち上がったのは4年ほど前になります。私は入社以来、週刊少年マガジンに18年、その後もマンガ雑誌の編集に携わり、分冊百科の担当を経て、幼児や子ども向けの書籍や雑誌を手がける今の第六事業局へ異動になったのが4年ほど前でした。

遠藤 そのときから、この学習まんがを考えていたのですか?

菅家 いえ。営業との会議で何気なく、「講談社では学習まんがが出ていないけど、どうして?」と質問したんです。すると、長年研究はしてきたけれど、編集ノウハウなどの問題でこれまで実現できなかったと。それで、「できるならぜひやってほしい」ということに。正直、最初はあまり気が乗らなかったのですが。

遠藤 え? そうなんですか(笑)。

菅家 はい(笑)。この分野では最後発でしたし、各社伝統のあるシリーズをお持ちですから、たぶん同じようなものしか作れないんじゃないかと思ったんです。でも、いろいろ研究していくうちに、「講談社ならでは」のものが作れるかもしれないという思いに変わりました。遠藤先生をはじめとする先生方に監修をお願いしたのも、そんな「最後発で出す理由」の1つです。

遠藤 他の時代を担当する先生方のお名前を伺って、「ああ、こういう人選で攻められるのだな」とわかりました。私も、講談社が一番後発で学習まんがを出すのに、どういう方が監修されるのだろうと興味がありましたから。この監修陣はすごいなぁと思いましたよ。私にお声掛けいただいたのは3年ほど前でしたね。

菅家 ええ。長期間お世話になりました。本の作り方としては、まず私のほうで各巻の構成案を作成して、「歴史編集チーム」がシノプシスを作り、修正やチェックをくり返しながらプロットを作りました。そこで先生にチェックしていただき、修正を入れて、ようやくマンガ家の手にわたりマンガのネームになる。そこから完成までにも、何度もチェックしていただきました。

遠藤 次の段階に進むたびに、「わぁ」と驚いていました。まるで人間が赤ちゃんから徐々に成長していく感じのようで。そして、最初の読者のように楽しんでいたんです。やりとりの中で、私自身が気づかせていただくようなこともたくさんありました。

菅家 監修の先生方は本当に第一線の方々なので、ご自分で研究されている歴史の立ち位置と、それを学習まんがにどうバランスを取って反映していくかに非常に腐心されていた気がします。遠藤先生に監修をお願いした中では、たとえば3巻の道鏡のあたりなども、これまでにない新しい歴史が紹介できたと思います。

遠藤 道鏡は、これまでは奈良時代の悪いお坊さん、“日本のラスプーチン”みたいな怪僧 として描かれてきましたが、最近の研究では称徳女帝を主体とみる意見のほうが強いのです(鷺森浩幸氏『藤原仲麻呂と道鏡』など)。今回はそういった情報もうまく盛り込めて、マンガでは純粋な“巻き込まれキャラ”みたいな感じになりました(笑)。じつは私の妻は平安文学が専門なんです。「紫式部ってどんな人だったの?」という話をしたりして、家庭内編集会議みたいなことも結構していたんですよ。

菅家 それは、本当にありがたいお話です(笑)。

遠藤 平安時代は5巻で扱っていますが、当時のニュアンスをマンガの中にいい感じで掬(すく)い取ってくださって、紫式部と清少納言との対照も際立ちました。アウトローな平将門や藤原純友も、冒険マンガの主人公みたいに仕上がっている。これはマンガ家さんの力がないとできないなぁと思いましたね。

菅家 その5巻を担当された池沢理美先生は「こういうものを描いたことがない」とおっしゃっていた。そのためか、プロットはあるものの描き出しまでに時間が掛かったんです。ある日、プロットにはない紫式部たちが紀貫之のウワサ話をしているあの出だしがパッと浮かんだときに、「これなら描けるかも」と思ったそうで、そこからは早かったですね。一気に描き上げられて。「ああ、プロの作家の仕事を見ているなぁ」という実感がありました。

遠藤 へえ。そんな事もあったんですか。あの出だしは良かったですよね。それぞれの人物像がよく出ていて、冒頭から引きこまれます。こういうマンガが入り口になって、自分で考える材料を手に入れてもらう。このシリーズが歴史の世界への橋渡しになればいいですね。読み進めながら、みんなが知っているような悪役の登場じゃなくて、その裏もあるんだよということも知ってもらえればと思います。そういう歴史の深みが描かれれば、それぞれの人物がもっと生きるんじゃないかと。私もちょっと出過ぎた提案をいろいろさせていただきましたが(笑)。

菅家 いやいや、まったくそんなことはありません。先生には本当に丁寧にご指導いただいて、編集チームも遠藤先生にはすごく勉強させていただいたと言っていました。

現代人も感じ取れる歴史の醍醐味

遠藤 今回、私が監修させていただいたのが、飛鳥時代の2巻から平安時代中期の5巻まで。飛鳥時代から平安時代まで全部できるような先生ってそんなにいないし、私もできないんですけど……。最初はさらに1巻の考古からもどうかと言われて、「さすがに、マンモスはあかんわぁ」とお伝えしたんですよね(笑)。

菅家 そうでしたね(笑)。

遠藤 それで1巻だけ若狭徹先生が監修されることになりましたけど、やっぱりいいですね。先生のキャラクターが出ている1巻でした。マンガ家さんの絵もすごく合っていたと思うし。

菅家 そうなんですよ。マンガは『ミスター味っ子』や『将太の寿司』で知られる寺沢大介先生です。シリーズのスタートとなるこの1巻もこだわりの巻で、4回も5回もネーム修整をしていただいたのを覚えています。

遠藤 たくさんの災害に見舞われながらも生き抜いてきた古代の人たち。そして、平和を求める人たちの姿。それは現代にも通じるものがあります。そんな歴史の醍醐味みたいなものが、すごく力強く出ています。この1巻でぐっと読者の心をつかんで、その後も読み進めてくれるんじゃないかと思います。

菅家 マンガ家の方にもそれぞれ特長や個性があるので、その方に向いた時代なり人物なりを描いていただけるかどうかは大きかったですね。結果的に、非常にうまくいったと思います。他の先生の巻も、いろいろご覧いただけましたか?

遠藤 はい。どの巻も私自身が授業をする上でも参考になるような内容で、いろいろ勉強になりました。我々教える側にとっても情報の宝庫ですよね。監修者はみなさん、いろいろな著書でしか存じ上げない先生ばかりなのですが、「ああ、この先生はやっぱりこうきたか」とか思いながら読んだりして、ちょっと厄介な読者かもしれません(笑)。でも本当に、帯にある通り、「おもしろさ、情報量、受験対応力、ナンバーワン!」だと思います。

菅家 ありがとうございます。

遠藤 じつは、教員を目指している学生に、この『日本の歴史』を全巻セットで渡したんですよ。大学受験どころか、教員採用試験にも生かせるクオリティがあると思っているんです。しかも、先生になってから生徒に教えるときにも役立つ内容だと思います。

菅家 おお、そうでしたか。嬉しいエピソードです。

遠藤 うちの子どもも小学校の低学年でマンガが好きで読んでいるので、よろこんでくれそうです。私が読んでいてまだ渡せていないのですが(笑)、今から感想が楽しみですね。

菅家 私にも娘がいるのですが、もともと「学習まんがを作るからにはマンガを面白くしなきゃいけない」と考えたのは、娘の部屋にまったく読んだ形跡がない「世界の歴史」のマンガがあったからなんですよ。

遠藤 ははは、そうだったんですね(笑)。

菅家 妻が買ったものだったんですけど、ほとんど手に取らなかったのは、「面白くないから読まなかった」でした。いろいろな学習まんがを拝見していると、表紙だけ売れっ子のマンガ家さんが描いていて、中面は割と若手の方を起用されていたりすることが多いようでした。後発の私たちがやれることがあるとしたら、マンガをより読みやすく、面白いものにできないかと考えたわけなんです。それで人気も実力もあるベテランの先生たちにご協力いただいた。マンガ雑誌では「断ち切り」といって左右上下の欄外もフルに使ったり、コマも割と変形にしたりします。だけど、今回は欄外にマメ知識も入るので、それができませんと。それを第一条件として受け入れていただいた方に執筆をお願いしたんです。

史実と面白さのバランスを取る難しさ

遠藤 私はマンガ家さんには直接お目にかかっていませんが、「こんな描き方はどうですか?」といくつか案を出させていただいて、それに答えていただくというやりとりを何度もさせていただきましたね。

菅家 今回はマンガの原案や記事を作る歴史に詳しい「歴史編集チーム」の他に、マンガ家とやりとりをする「マンガ担当チーム」を作って制作しました。基本的に原案を作ったり記事を作ったりする歴史編集チームが先生と常にやり取りをして監修を受けましたが、当然みなさん歴史のプロですから、かなり専門的な領域に入りこみます。でも、マンガを作る人間は、「もっと面白いマンガを作りたい」と思っていますから、「説明部分を最小限にしたい」とか、このときこの人物がこうであってほしいというのがあったりして、「ちょっと演出を入れてもいいかな」と言ったりする。基本的に向いている方向が違うんですよね。それをひとつひとつ解決していった感じでした。

遠藤 そうですよね。

菅家 遠藤先生のご担当ではないのですが、源義経が登場人物として出てきたときに、プロット原案には「弁慶」という言葉が一つもなかったんですよ。

遠藤 はいはい。

菅家 それがマンガ家の手元に行ったときに、「なんで弁慶が出てこないんだ!?」と。

遠藤 なるほど(笑)。それはそうなりますね。

菅家 面白くするためには馴染みのある弁慶を描きたい。でも歴史編集チームからすると弁慶というのは「史実ではそういう人物がいたということくらいしか書かれていない」ということになるわけです。だから、基本的には弁慶を描いてほしくないと。

遠藤 あはは(笑)。うんうん。とてもよくわかります。

菅家 そのやりとりを見ているのは、両方のチームの間にいる私なわけです。それで、「弁慶という人物がいたのだったら、このエピソードがあったとしてもおかしくないでしょう」というような提案をして、調整を重ねました。ただマンガとして面白くすればいいというわけではないし、歴史の事実だけを伝えればいいわけでもない。楽しんでもらって、歴史を好きになってほしいんですよね。その折衷点をできる限り探っていました。マンガ家の立場になれば、いろいろな資料やシナリオを渡されても、自分で納得できないと登場人物がうまく動いてくれませんからね。

遠藤 大変な役回りでしたね。

菅家 高いお金を出していただくからには、その期待に応える勉強になるものをと思って作りましたが、単純に子どもさんに面白いと思ってもらえるのが一番うれしいですね。

遠藤 幼いときって好きなものは一生懸命やるから、一度好きになっちゃえば、放っておいても自分で調べはじめます。いつか「講談社の学習まんがを読んで歴史家になりました!」なんて人が出てきたら、これ以上の幸せはないですね。

菅家 はい。このマンガから入って、いずれ活字を読む楽しみにつながったりもすると思います。できれば40年後も販売できるようなものになればという思いで、監修の先生方とマンガ家の方々の力を結集しています。この勢いで、講談社のロングセラーになっていくことを願っています!

『講談社 学習まんが 日本の歴史』特設ページを見る

遠藤慶太(えんどう・けいた) イメージ
遠藤慶太(えんどう・けいた)

1974年、兵庫県生まれ。大阪市立大学文学研究科博士後期課程修了。博士( 文学)。現在は皇學館大学文学部教授。日本古代史を専攻。著書に『平安勅撰史書研究』(皇學館大学出版部)、『日本書紀の形成と諸資料』(塙書房)、『六国史──日本書紀に始まる古代の「正史」』(中公新書)などがある。講談社の学習まんが『日本の歴史』では2巻の飛鳥時代から5巻の平安時代中期までを担当。

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