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2019.05.09

特集

【家で作るタイ料理】①万能だれでソムタム&ガイヤーンが本格的な味に!

■こんなに簡単でいいの!? 家で作るタイ料理「万能だれ」でソムタム&ヤムガイヤーン

暑くなってくると食べたくなるタイ料理。レストランだけでなく家でも食べたい! と思うけれど、自分で作るとなると調味料や食材を揃えるのが難しそうなイメージがありませんか?

そこで、『簡単なのに本格派! はじめてのタイ料理』から、手に入りやすい食材で簡単に本格的な味のタイ料理が作れる“たれ”のレシピをご紹介します。

この“たれ”は、いろいろなヤムが簡単に作れて、どんな素材にも合う万能だれです。ヤムはあえるという意味で、サラダやあえもののことですが、ボリュームもあり、白いご飯にぴったり。日本人の口にとても合い、素材の組み合わせでバリエーションが広がります。

みなさんもこの夏は、タイ料理を自宅で楽しんでみてはいかがですか?

ぐっと本格的な味になる「万能だれ」の作り方

魚から作るナンプラーはうまみたっぷり。これにレモン汁、砂糖とにんにく、赤唐辛子を加えると、本格的なタイの味に。

肉、魚、野菜……どんな素材にも合う万能だれです。タイではプリックキーヌーという唐辛子を使いますが、日本では生の赤唐辛子で。生がなければ、乾燥か一味唐辛子小さじ1/4でも。唐辛子の量は好みで増減してください。多めに作って冷蔵庫で保存すれば1週間ほど持ちます。このたれがあればタイ料理の幅が広がり、腕がワンランクアップします。

材料(2人分/1回分)

ナンプラー……大さじ2

レモン汁……大さじ2

砂糖……小さじ2

にんにくのみじん切り……2かけ分

赤唐辛子(生)のみじん切り……2本分

作り方

混ぜるだけ!

にんじんのソムタム(ソムタム キャロット)

ソムタムは未熟な青いパパイヤで作りますが、手に入りにくいので代わりににんじんで。にんじんは長めに切り、もんでしんなりさせて味を絡めるのがポイント。にんじんの歯ごたえを楽しんでください。

材料(2人分)

にんじん……大1本

さやいんげん……3~4本

ミニトマト……3~4個

桜えび(乾燥)……大さじ3

万能だれ……大さじ3~4

ピーナッツ(できれば無塩・粗く砕く)……大さじ1

作り方

①にんじんは皮をむき、7cm長さのせん切りにする。さやいんげんは3cm長さに切る。ミニトマトは横半分に切る。

にんじんは7cmほどの長さが、しんなりしたときに食べやすい。

②ポリ袋に①、桜えび、万能だれを入れ、口を持って袋の上からもんでにんじん、さやいんげんをしんなりさせる。器に盛り、ピーナッツを散らす。

どんぶりにしても万能だれがからんだにんじんは、ご飯にもよく合います。

万能だれを使った「カリカリ鶏のヤム(ヤム ガイ ヤーン)」

万能だれで作りたいのが肉のヤム。肉は焼いてもゆでてもそれぞれおいしい! まずは、焼いた鶏肉と野菜、きのこのサラダ。“ガイ”はタイ語で鶏肉のこと。鶏肉のカリカリの香ばしさが決め手なので重しをして焼きます。

材料(2人分)

鶏もも肉……小1枚(200g)

しめじ……1/2パック

きくらげ(乾燥)……大さじ1(3g)

きゅうり……1/2本

チコリ……1/2個

赤ピーマン……1/4個

スペアミント(葉を摘んで)……カップ1/4

塩、こしょう……各少々

万能だれ……大さじ3~4

フライドガーリック……適宜

作り方

①鶏肉は厚い部分に切り込みを入れて、厚みを揃え、塩、こしょうをふり、15分ほどおく。

②フライパンは油をひかずに中火で熱し、鶏肉の皮を下にして入れる。底が平らな皿をのせ、重し(約500g)をして両面をこんがりと焼き、粗熱をとって1口大に切る。

③きくらげは熱湯に10分ほどつけてもどし、石づきを除いて食べやすい大きさに切る。

④しめじは根元を切り落とし、小房に分け、さっとゆでる。きゅうりは薄い輪切りにする。チコリは斜めに細切りにする。赤ピーマンは千切りにする。

⑤ボウルに②~④、スペアミントを入れ、万能だれを加えて混ぜ合わせる。器に盛り、好みでフライドガーリックを散らす。

他にも、春雨のヤムやえびのミルクスープなど日本でも人気のタイ料理レシピがたくさん! ぜひ挑戦してみてください。

  • 春雨のヤム(ヤム ウンセン)

  • えびのミルクスープ(トム ヤム ノム)

出典元:https://kurashinohon.jp/248.html

氏家アマラー昭子(うじけ・あまらー・あきこ) イメージ
氏家アマラー昭子(うじけ・あまらー・あきこ)

日本におけるタイ料理研究家の第一人者。1967年より2年間タイのバンコクに滞在し、“甘、辛、塩、酸”の4つの味のハーモニーが生み出す立体的で、ハーブなどの香りが加わった奥深いタイの味に魅せられる。その後も毎年タイに滞在し、宮廷レストラン「ブサカラム」のチーフシェフ、ブンチュー氏に師事し、料理教育で有名なスワンドゥシット大学にも通いタイ料理への造詣を深める。日本では手に入りにくかった調味料の輸入を始め、タイ料理教室「アマラーズ・キッチン」を主宰してタイ料理を広める。伝統的な料理はもちろん、日本の食材を使ったオリジナルタイ料理にも定評がある。著書に「きょうのごはんはタイ料理」(NHK出版)など。

『簡単なのに本格派! はじめてのタイ料理』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。

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