■今でも真似したくなる、美智子さまの素敵な装い
平成も残すところ、あと少しとなりました。美智子さまは2019年に私たちもまだ見ぬ上皇后というお立場になられます。凛とした美しさとふるまい、温かい家族を築かれてきた美智子さま。ミッチーブームを巻き起こした1960年代から1970年代の若き日のお写真が、講談社写真部に多数所蔵されていました。写真からあらためて振り返る美智子さまのあの日、あのとき、そしてほほえましい家族の姿……。写真集『美智子さま あの日 あのとき』(監修 渡邉みどり)からご紹介します。
何年たっても色あせないおしゃれがここにあった
訪問先の人々の思いに沿うように――。お相手が快く感じる服装を――。
細やかな気遣いをされたうえで、いつも明るくふるまわれます。その優しい微笑みが、何よりもお召し物を引き立てるのです。そしてその気持ちが伝わる装いは今でも私たちを魅了します。
よくお召しになれていた水玉模様
公式な場でもインフォーマルでも、水玉模様は軽やかな印象。若々しくアクティブな印象に。
スーツやコートの襟元にさりげなく光るブローチ
ブローチを一つつけるだけでシンプルなスーツも華やかに。左襟のやや高めにつけるのが美智子さま流。
ジャーナリスト、文化学園大学客員教授。昭和9年(1934年)、東京都生まれ。早稲田大学卒業後、日本テレビ放送網入社2年目で皇太子のご成婚を、総責任者として昭和天皇崩御番組を報道したほか「がんばれ太・平・洋ー三つ子15年の成長記録」で日本民間放送連盟テレビ社会部門最優秀賞受賞。著書『美智子さま 美しきひと』(いきいき)、『美智子さま マナーとお言葉の流儀』(こう書房)『とっておきの美智子さま 「平凡」が見た若き日の素顔』(マガジンハウス)など多数。
『美智子さま あの日 あのとき』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。