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2018.11.09

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第64回乱歩賞受賞作スピンオフ短編を特別公開!『間氷期』(5)

静かな怒りが、デフォーを突き動かした。もう1度、ランシング教授の背中に呼びかける。

「待ってください──」

その声を無視して歩み去ろうとする教授の腕に突然、木の枝が生えたように見えた。

誰もが目を疑い、もちろん本人も信じられないといった顔で、自分の腕を見つめている。わずかに遅れてから、教授はうめき声を上げて崩れ落ちた。

それは木の枝ではない。矢だった。そして、教授の苦しむ声を合図にするかのように、すさまじい勢いで矢が飛んできた。

「手近な物陰に入れ! ああ、テントはだめだ! 貫通するぞ」

ベイカーが、科学者たちの盾になる位置で立ったまま指示を出した。その態度にデフォーは感服したが、ただ見ているわけにはいかない。近くでパニックに陥っていた科学者の1人の腕をつかむと岩陰へ連れていき、自らもその男へ覆いかぶさるように岩の間へ身体を押し込んだ。それから身体の向きを変え、M4カービンを構えなおす。

頭上の岩に当たり、曲がった矢が、足元に落ちてきた。その矢羽には、さっと筆を一払いしたような赤い線が入っている。

「おいおい、今回はマジだな。でも、ここは聖地じゃなかったのか」ロバーツが愚痴った。

「よっぽど怒ってるんだろうな」ウェストが答える。

「俺たちゃいいとばっちりだ」

隣の岩陰から、ランシング教授の苦悶する声が聞こえてくる。衛生担当の隊員が、矢を抜いて応急処置をしているようだ。

やがて、ベイカーの大声が響いた。

「退却!」

矢の飛来が収まるのを見計らい、デフォーたちは渋るランシング教授たちを引き連れ、急ぎ足でベースキャンプを後にした。最低限の荷物だけを持って脱出する羽目になった科学者たちは文句を言い続けていたが、ベイカーが「彼らは今回、教授に矢を当ててきた。それだけ彼らは怒っているんだ」と一喝すると、おとなしくなった。

盆地への入口である狭い鞍部を抜けた後は、氷河を横断し、さらに向こうの山を登らなければならない。普段運動に慣れていない科学者たちにとっては、ここへ来る際に同じコースを通ってきたとはいえ、特殊部隊と一緒のペースで行軍するなど拷問にも等しいことだっただろう。向かい側の山を峠まで登り終えると、科学者たちはもう動けないとばかりにへたり込んでしまった。

後を追ってくる者はいない。遠くに見える盆地で、先住民らしき人影が動いているのがかろうじて見えた。デフォーは思った。彼らはたぶん、ただ彼らにとって大切な土地を守りたかっただけなのだろう。

往路に見た墓を探すと、乾いた花はまだそこにあった。差し替えてやりたくもあったが、あいにく周囲には草の1本すら生えていない。

ランシング教授は、ずっと黙ったままだった。矢傷が痛むからだろうか。

その時、遠くから足音が聞こえてきた。それも、1人や2人ではない。デフォーたちは一斉に身を屈め、それぞれM4カービンを構えた。

何人かが周囲に散り、状況を確認する。氷河とは反対側の、行きに登ってきた斜面を見に行った隊員が叫んだ。

「パキスタン軍らしき歩兵部隊が接近中。100──いや、200人規模」

「やっと来たか」教授が呟いた。

「どういうことですか」

「私が簡単に諦めるとでも思いましたか? 皆さんに、まだ言わないでいたことがあったのです。バジュワ中佐は、増援を要請していました。アメリカ政府は、パキスタンを信用できずに皆さんを送り込んだようですが、頼りなさでいえば中佐たちと変わりませんね。特殊部隊とは、もう少し非情な人たちかと思っていました」

なんだと、と拳を固めたロバーツを、ウェストが抑えている。

「ある意味、パキスタン軍のほうが清々しい。彼らは、人類の未来についての話はどうでもいいようでしたが、金のためなら全力を尽くす。処分場を建設するため、先住民の殲滅を完遂してくれるでしょう。私は、目的を果たせるのであればどちらでもかまいません」

自らの正義を固く信じるランシング教授の目には、尋常ではない光が宿っていた。

「おおい、こっちだ」

科学者の1人が、斜面を見下ろす位置に走り寄ると、大きく手を振り始めた。パキスタン軍からは、かなり目立つだろう。

突然銃声が響き、次の瞬間にはその科学者は弾き飛ばされ、うめき声を上げていた。衛生担当の隊員が駆け寄る。

銃撃はその後も続いた。はじめ散発的に撃ち上げられてきた弾は、すぐに天に向かって逆流していく雨のようになった。皆が岩陰に隠れる。

「あいつら、気が立ってやがる。我々を先住民だと思っているのかもしれん」ベイカーが言った。

斜面を覗き込んだウェストが叫んだ。

「パキスタン軍が、兵力を分けている。半分はこの峠へ、半分は他の部分で稜線を越えるつもりか」

そうだ。何も自分たちが守っているこの峠を抜けなくとも、どこでもいいから山を越えてしまえば、氷河のほうへ下りていけるのだ。

「なんだよ、だったらこっちに来なくてもいいだろうに」と、ロバーツ。

「いや、ここにいる先住民をまず始末しようと考えているんだろう。この山を越えていかれると、盆地にいる本物の先住民たちは一方的に撃たれる羽目になる。本当の虐殺になるぞ」とベイカーが言った。

「でもこのままじゃ、その前に俺たちが虐殺されますよ」

M4カービンを構えた隊員たちが、斜面の際まで匍匐していく。

彼らを止められるのが、自分たちしかいないのならば──。

「撃ってはだめだ! パキスタンの正規軍相手に戦争を始めるわけにはいかん」ベイカーが大声で言った。

「しかし!」

パキスタン軍は反撃に警戒してなのか、岩陰に隠れて射撃しつつ前進してくる。8人対100人。いかに一騎当千の特殊部隊とはいえ、撃ち返すことができなければ本当に虐殺は免れ得ない。

雪面に伏せていた身体が、芯から冷えてくる。何人かが、破片で軽い怪我を負ったようだ。うめき声が聞こえた。

怒りの形相を浮かべたロバーツが、「くそっ、俺は海軍に入ったつもりなのに、なんで雪山でこんな目に遭ってんだよ」とぼやいている。

何かの覚悟を固めたらしいベイカーが、隊員たちへ向かって言った。

「ここまで来たら、やばい橋を渡ってもいいか」

全員が頷き、白い息を吐いた。「もちろんです」「俺たちをこんな場所に送り込んだほうが悪い」

「オーケイ。だが、下手したら軍法会議だぞ」

「生きてなければ軍法会議にも出られやしません。その時は大尉が責任を取ってくださいよ」

きつい冗談だ、とベイカーがやけくそ気味に笑った。

デフォーは峠の様子を振り返った。隊員たちはそれぞれに、M4カービンに弾を装塡しなおしている。調査隊の科学者たちは怯え切って、岩陰にひそんでいた。

──そして、視界の端で大岩をよじ登っている者がいた。カトリだった。逃げるのか、やはり臆病者だったのかと失望しかけて、カトリが背負っている大きな銃に気づいた。

例のアンチ・マテリアルライフル、バレットM95SPだ。

どうするつもりだというデフォーの声は、聞こえていないようだ。岩の上に登りきったカトリは、パキスタン軍の押し寄せる斜面とは反対側、氷河の方向へ腹ばいになり、射撃姿勢を取っていた。M95SPの銃口は、氷河、さらにはその奥の盆地を見通すラインへ向けられている。

何を狙っているんだ──。デフォーが叫ぶ前に、M95SPの発砲炎がカトリの身体を一瞬だけ赤く染め、戦車砲のような鈍く重い音が響いた。衝撃波すら感じる。カトリは装塡された5発の全弾を立て続けに撃った。

戦車の装甲を貫通してから内部で炸裂、燃焼するよう設計された12.7ミリHEIAP弾は、氷河の奥深くにめり込むとカタログ通りにその威力を発揮した。氷河の中に等間隔の空間が穿たれ、そこから生まれた亀裂は、やがて巨大な切り取り線を形作る。

長く尾をひき、遠い山肌にこだました発砲音が聞こえなくなる頃、氷河の様子が変化し始めたのをデフォーたちは目撃した。かすかに聞こえた、みしっ、という音は、急速に耳を聾する轟音へと成長していく。

氷河の、差し渡し数百メートルほどの部分に段差が生じ、ずりっと動き出した。氷と雪の欠片が舞い上がり、白い煙が切断面を覆い隠す。数万年をかけて少しずつ進んできた氷河の流れは、劇的にその速度を上げた。

氷と雪でできた大河が、洪水のような速さで流れていく。やがて、白い煙はデフォーたちのいる峠へと向かってきた。伏せた身体の周囲を、猛スピードで小さな氷片が駆け抜ける。無数の欠片が、肌に当たるのを感じた。

気づけば、パキスタン軍からの銃声は完全に止んでいた。兵士たちは全員、固まったようにその光景を見つめている。もちろん、峠にいるチーム9の隊員たちもだ。

白煙がようやくおさまり、視界が開けると、氷河の一部は形を変え、盆地へ通じる狭い鞍部は無数の巨大な氷塊により埋め尽くされていた。氷塊は、鞍部の両側にそびえる峻嶮なピークと同じ程度の高さにまで達している。取り除くには大量の重機でも難しいだろうし、そもそもここまで重機を運ぶことはできない。道はなく、ヘリで運び入れようにも上昇限界を超えた高地なのだ。爆破するとしても、後から押し寄せる氷河が新たに崩落するだけだろう。

盆地──“聖地”へ物質文明を運び入れる道は、完全に閉ざされたのだ。

山裾を、パキスタン軍が撤退していくのが見えた。任務続行が不可能になったため、一旦は引き揚げるということだろう。もう2度と来てくれるなと、デフォーは願った。

「しかしお前、涼しい顔してとんでもないことをするな」

ロバーツが、岩から下りてきたカトリの肩を叩いている。

「いえ……それより、昨晩は私の味方をしてくれてありがとうございました」

「けっ。ああいう、気取ったインテリは好かないってだけさ」

凶相の口角をわずかに上げて歩き去るロバーツと入れ違いに、ベイカーがやってきて言った。

「香取中尉、いい腕だが……君の立場で、あんなことをしてよかったのか」

「日本には、『義を見てせざるは勇無きなり』という言葉があります」

デフォーは、思わず2人の会話に割り込んでいた。「中尉って、カトリがですか」

ロバーツや、チーム9のメンバーも皆、カトリを見て固まっている。

「ああ……正体を隠していて、申し訳ありません。アメリカ陸軍の所属というのは、偽装でした。自分は、本当は日本の陸上自衛隊員、階級は二尉──中尉です」

カトリは、隊員たちへ向きなおると少し照れ臭そうに告白した。

驚く皆に、ベイカーは言った。

「すまん、俺は知っていたんだが……。まあ、香取中尉の国では、いろいろとあるようでな」

「大きな声では言えませんが……我々自衛隊員に実戦経験を積ませるため、ごく少人数ずつですがアメリカ軍特殊部隊への出向が行われているのです。私も詳しくは知りませんが、ベトナム戦争の時代から続いていると聞きます」

「へえ……。バレたら大ごとじゃないのか」

「まあ、そうでしょうね。だから、私は転職なんて許されないでしょう」珍しく笑い顔を見せたカトリは、また真顔になって言った。「放射性廃棄物処分場の計画には、日本政府もかかわっていたのですよね。おそらくですが、今回私がここにいるのも、そのあたりが絡んでのことだと思います。同盟国としての義務を果たすとかなんとか……」

申し訳なさそうに声を落とすカトリの肩を、ベイカーが叩いた。

「まあ、いい。いろいろ事情はあるようだが、君の力はよくわかった。十分、我々のチームの一員として認めるよ」

他の隊員たちが頷く。デフォーももちろん、大きく頷いた。

「おいおい、士官だったのかよ。やべえな」ロバーツの呟きが聞こえた。

そして、ランシング教授は、パキスタン軍の銃弾の破片で負傷していた。矢傷もあり、満身創痍といった様子だ。さすがに痛むらしく、モルヒネの注射を打たれて横になっている。

取り囲むデフォーたちを見上げ、教授は言った。

「君たちは、大変なことをしてくれた。いったい、どう責任を取るつもりなんだ。こうしている間にも、放射性廃棄物はたまっていく」

まあ落ち着いて、という仕草をしたベイカーが答えた。「それは、今はわかりません。もちろん我々にも責任はあるのですから、考えていかねばならないでしょうが……。ただ、秘密のうちに決めて、人の家の庭に捨てていいものではないんじゃないですか?」

教授は、顔をそむけて言った。

「ここに、置いていってくれ。私は、私の信じる正義に殉ずる。墓標に連なる覚悟はあると言っただろう」

「そうはいきません。あなたに信念があるのはよくわかったが、この世に絶対の正義なんてものはないんだ。あまり凝り固まるのは、身体によくないですよ」ウェストが言った。

「俺たちは何も、正義の味方を気取ってるわけじゃない。だいたい今までだって、よそ様の国に潜入してあれやこれやと口にはできないこともしてきたんだ」ロバーツが、狡猾そうな表情をつくる。たぶんそれは、わざとだろう。

ベイカーは、満足そうに言った。

「そういうわけだ。我々は偶然発生した氷河の崩落から、調査隊を間一髪救出した。パキスタン軍が誤射してきたが幸いにして戦死者はなし。なお、出向の自衛隊員は相手の人員に対し一切発砲していない」

カトリが、ベイカーに深々と礼をした。

「いや、助けられたのは俺のほうだ。ありがとう」

ベイカーと握手をするカトリの顔を見たデフォーは、なんだ、東洋人の表情もわかるようになるものだな、と妙に感心した。

「ああ、アネハヅルがもう来ている」ウェストが、双眼鏡を覗きながら言った。

「また……鳥見てんのかよ」座り込んでそう言うロバーツは、苦しそうだ。今になって高度障害の症状が出てきたらしい。ああ畜生、とぶつぶつ呟いている。

「このあたりは、ユーラシア大陸とインドやアラビア方面を行き来する渡り鳥のルートに位置してるんだ」

「鳥には国境がないとか言い出すんじゃないだろうな……。あのな、俺たちがそういうこと言うのは、自己否定だからな」

ははは、違いない、と笑ったウェストは双眼鏡から目を離し、ロバーツの顔を見て言った。「なんだ、ひどい顔してるな。大丈夫か」

「うるせえ、この顔は生まれつきだよ」

「しかしお前、大活躍だったじゃないか。お前があのパソコンを解読してなけりゃ、どうなっていたことか」

「何だよいきなり殊勝な……ま、お前も戦死しないで済んだな。早いとこ大学でもどこでも行っちまえ」

「もうちょっと、お前らと付き合うことにするよ」

「魂胆はわかってるぞ。まだ世界中の鳥を見てないからだろ」

さてな、とウェストははぐらかすように笑った。

太陽は西空へ移り、純白の峰々へオレンジ色を添え始めている。

パキスタン軍が完全に撤退するのを見届けた頃、迎えがやってきた。アフガニスタンのアメリカ軍基地から、国境沿いに空中給油を受けつつ飛来した空軍特殊作戦コマンドのCV‐22オスプレイだった。ヘリでは上がってこられない高度でも、回転翼軸の角度を可変させて普通の航空機のように飛行できるオスプレイは、ぎりぎり到達できる。

意気消沈した科学者たちとともにチーム9の全員が乗り込むと、オスプレイはすぐに離陸した。小さな窓越しに、氷に埋もれた谷の向こうの盆地と、その周囲の様子が見下ろせた。

デフォーの隣で、食い入るように窓外の景色を見ていたウェストが言った。

「なるほど……。盆地を含む一帯へは、あの谷しか入口がなかったようだ。険しい山脈と深い谷で、他の地域から隔絶されているんだな」

「まるで、『ロストワールド』だな」ベイカーが、自らも窓の外へ視線を送りながら言った。

「ええ。一見、不毛の地ですが、崖や氷河の張り出しの下には高山植物が自生している場所もあるようです。飛行機や衛星からは観測しづらい、閉鎖された特殊な生態系が維持されているんでしょう」

「あれを見てください!」

カトリが指さす先、霧が覆い始めている盆地の隅に、数人の人影が見えた。例の、先住民だろうか。動物の毛皮のような服を着て、去り行くオスプレイを見上げている。何人かは、身長が他の者に比べてかなり低く、子供のようだ。家族なのかもしれない。

そして、彼らは積まれた石を囲んでいるように見えた。その石の上には、小さな黄色いものがあり──。

オスプレイが機体の向きを変え、その姿は窓から消えた。

「彼ら、いったい何者だったんでしょう」デフォーは呟いた。

「やっぱり、イエティじゃないか」ロバーツが苦しそうな中にも、相変わらず小狡そうな笑みを浮かべて言った。

「もしかして……デニソワ人だったんじゃないか?」

ウェストが急に大声を出した。

「なんですか、それ」

「我々、ホモ・サピエンスと同じヒト属だよ。40万年以上前に現生人類の祖先から分岐し、ネアンデルタール人よりも我々に近いとされている」

「そんなの、とっくの昔に絶滅したんじゃないのか」と、ロバーツ。

「デニソワ人が分布していたとされるのは、このあたり、中央アジアだ。ネアンデルタール人だって目撃談が絶えないんだ。可能性はあるかもしれない」

「なんだよ、イエティは信じなかったくせに……。まあいいや、それなら、ますます楽しいな」ロバーツが悪人面をますます歪めて笑った。

「聞いたことがあります」カトリが言った。「デニソワ人やネアンデルタール人は、私たち現生人類と共存していたそうですね。必ずしも、現生人類が優れていたから生き残ったわけじゃない。それは、単に偶然だった可能性があるとも聞きました」

「事によっては、あそこにいるのは俺たちだったのかもしれませんね」デフォーは言った。その時、カトリが皆に気取られぬよう、窓の外へ手を合わせたのが見えた。さっきの黄色い花を、彼も見ていたのだろうか。

氷に閉ざされた、はるかな祖先の時代、運命のめぐりあわせがほんの少し違っていたのなら。そして彼らの、墓に花を供える心が自分たちよりもまさっていたのなら。100万年後の誰かには、もっと違うものを遺せたのではないか?

そして、100万年ののち、時の彼方で待つのは、また違う者だろう。現生人類とて、所詮はこの間氷期というわずかな期間、繁栄を許されただけなのかもしれない──。

再び目を向けた窓の外は、ただ白く深い霧が流れていくだけだった。

(了)

斉藤 詠一(さいとう えいいち)
1973年東京都生まれ。千葉大学理学部物理学科卒業。現在神奈川県在住。2018年『到達不能極』で第64回江戸川乱歩賞を受賞。

到達不能極

著 : 斉藤 詠一

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