■夏を爽快に乗り切る! 清涼感No.1ハーブ「ミント」レシピ
サラダやマリネはもちろん、肉料理や揚げ物に加えるとさっぱりとした口当たりに仕上がるミントは、ハーブの中でも清涼感ナンバーワン。暑い夏の献立にも取り入れたい食材です。そこで、フードコーディネーター七沢なおみさんの著書『こんなに使える!ハーブレシピ』から、夏にぴったりのミントを使ったレシピをご紹介します。
【ペパーミントとスペアミントの違いは?】
ペパーミントには、メントールと呼ばれるスッとする成分がスペアミントよりも多く含まれています。香りや清涼感が強く、料理のほか、歯磨き粉や化粧品などにも使われています。スペアミントには独特の甘さと香りがあり、料理やデザートに使いやすいです。
【ミントの香りは気持ちを穏やかにしてくれる】
ミントの香りには鎮静作用があり、気持ちを解きほぐして落ち着かせてくれます。私自身もイライラするときや緊張しているとき、仕事が忙しいときなどに、ミントの香りをかいだり、ミントティーやミントを使ったドリンクを飲んで、気分をリラックスさせます。
ミント入り春巻き
さくさく、プリプリの食感で後味はさわやか! ミントが透けて見えるのもポイントです。
材料(2人分)
ミント…… 30~40枚
えび(大正えび)…… 6~8尾
春巻きの皮(小・14cm角)…… 6~8枚
Ⓐ
|小麦粉…… 大さじ2
|水…… 大さじ1 1/2
揚げ油…… 適量
Ⓑ
|マヨネーズ…… 大さじ1
|白ワインビネガー…… 小さじ1
|カレー粉…… 少々
作り方
①えびは殻をむいて背わたを取り、酒と塩(各分量外)をもみ込み、3~4等分に切る。Ⓐは混ぜ合わせて、のりを作る。
②春巻きの皮に①のえび1尾分とミント4~5枚をのせて包み、巻き終わりをのりでとめる。
③鍋に揚げ油を低温(150~160℃)に熱し、② の春巻きを入れて上下を返しながら徐々に温度を上げていき、カラリときつね色に揚げる。器に盛り、Ⓑを混ぜ合わせたソースを添える。
ミントチョコレート
フレッシュミントの爽快感とチョコレートの甘さはお酒のおつまみにもぴったりです。
材料(作りやすい分量)
スペアミント…… 約20枚
チョコレート、ホワイトチョコレート(市販)…… 各25g
作り方
①ミントは洗って水けをよくふく。チョコレート、ホワイトチョコレートはそれぞれ耐熱ボウルに入れ、湯煎にかけて溶かす。
②ミントの片面に1のチョコレートをつける。
③バットなどに2をチョコレートのついていないほうを下にして並べ、冷蔵庫で冷やし固める。
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フードコーディネーター。「LEE」「MORE」などの雑誌や料理単行本でスタイリストとして活躍後、おうちカフェやデザート、薬膳レシピなど、持ち前のセンスを活かした簡単でおしゃれな料理の本を手がける。数年前に更年期に伴う倦怠感にとらわれ、園芸療法の一環として市民講座で園芸を基礎から学ぶ。現在は趣味の園芸を楽しみ、近所の公園の園芸ボランティアとしてハーブガーデンを担当。著書に『かんたん! 幸せ! 冷たいデザート』(講談社)、『パン作り12か月』(共著、文化出版局)、『お部屋で「薬膳カフェ」』(祥伝社) など。
『こんなに使える!ハーブレシピ』のほか、料理、ファッション、ダイエット・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。