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2016.11.08

特集

【連ドラ決定!】人気小説「警視庁殺人分析班」、ここだけの話

「殺人分析班」シリーズとは?

小柄な新米刑事・如月塔子(きさらぎ・とうこ)が、猟奇殺人事件に挑む人気警察小説シリーズ(ノベルス版のサブタイトルは「警視庁捜査一課十一係」。文庫化にあたりサブタイトルを「警視庁殺人分析班」と改めました)。塔子ら個性豊かなメンツがそろう殺人分析班は、犯罪現場に残された奇妙な遺留品を手掛かりに、犯人像をプロファイリングしていきます。真犯人に至る険しい“謎解き”の過程を、手に汗握りながらお楽しみください!

◆「水晶の鼓動 殺人分析班」WOWOWプロモーション映像

日曜オリジナルドラマ 連続ドラマW
「水晶の鼓動 殺人分析班」
11/13(日)スタート 毎週日曜よる10時 ※第1話無料放送

「警視庁捜査一課十一係」シリーズ 著者コメント
麻見和史

著者写真

今、私の書棚にはノベルス版の〈警視庁捜査一課十一係〉シリーズと、それを文庫化した〈警視庁殺人分析班〉シリーズが並んでいます。おかげさまでそれぞれの巻数も増えてきましたが、最初は一冊のノベルス作品を世に出すことからスタートした企画でした。

刑事・如月塔子と殺人犯「トレミー」の対決を描いた『石の繭 警視庁捜査一課十一係』が世に出たのは2011年5月のことでした。当初はシリーズ化の構想もなく、「ある仕掛け」を描きたい、という思いを持って執筆したことを覚えています。

その後、如月塔子たちの物語はシリーズ化され、文庫化もされて、多くの方々に読んでいただくことができました。本当に運がよかったと思っています。

さて、今まで誰にも話したことがないのですが、じつはこのシリーズを書き続けるにあたって、私はあるルールを決めています。一、三、五……という奇数巻では骨太なミステリーで直球勝負を行うこと。そして二、四、六……という偶数巻では、作品の幅を広げるために変化球を投げること。この二点です。

奇数巻の『石の繭』『水晶の鼓動』『聖者の凶数』などは、仕掛けを重視したミステリー小説に仕上げました。一方、偶数巻の『蟻の階段』『虚空の糸』『女神の骨格』などは、美術を題材にしたりアクションを取り入れたりして、作品に変化を出すよう試みているというわけです。

こうした挑戦ができるのは、シリーズ作品の強みだと思っています。そしてシリーズ化が実現できたのは、続けて読んでくださる方々がいらっしゃるからです。読者のみなさまには心からお礼を申し上げます。

これからも如月塔子や鷹野の活躍に、どうかご期待ください。

プロフィール

1965年、千葉県生まれ。2006年、『ヴェサリウスの柩』(創元推理文庫)で第16回鮎川哲也賞を受賞しデビュー。著書に「警視庁殺人分析班」シリーズとして『石の繭』『蟻の階段』『水晶の鼓動』『虚空の糸』『聖者の凶数』(講談社文庫)『蝶の力学』『雨色の仔羊』(講談社ノベルス)『深紅の断片 警防課救命チーム』(講談社)『特捜7-銃弾-』(新潮社)『警視庁文書捜査官』(KADOKAWA)などがある。

<ドラマ原作本 第3の事件>『水晶の鼓動 警視庁殺人分析班』 講談社文庫

<シリーズ最新刊 第8の事件>『雨色の仔羊 警視庁捜査一課十一係』 KODANSHA NOVELS

<第1の事件>『石の繭 警視庁殺人分析班』 講談社文庫

<第2の事件>『蟻の階段 警視庁殺人分析班』 講談社文庫

<第4の事件>『虚空の糸 警視庁殺人分析班』 講談社文庫

<第5の事件>『聖者の凶数 警視庁殺人分析班』 講談社文庫

<第6の事件>『女神の骨格 警視庁殺人分析班』 講談社文庫

<第7の事件>『蝶の力学 警視庁捜査一課十一係』 KODANSHA NOVELS

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