プラネタリウムが謎を解く、“家族”と“神話”の物語。
文庫版大増刷中の「三軒茶屋星座館」シリーズがついに完結。和真、創馬、月子。血のつながらない“親子3人”は、ついにそれぞれの過去と向き合っていく。その先に待つものは……。
最新刊 2016年10月25日発売 【単行本第4弾】
秋の訪れとともに、星座館の面々も変わっていく。何が家族を繋ぐのか、なぜ家族は一緒にいるのか。和真と創馬、そして月子。”親子3人”は本当の家族になれるのか!? カシオペア座、ペルセウス座、黄道12星座の天秤座、蠍座、射手座。
──秋の星座は、「未来」へつなぐ「希望」の物語。
【文庫第1弾】
「和真は俺の兄貴で……そして今日から、月子のもうひとりのお父さんだ」。三軒茶屋の裏路地にひっそりと佇むプラネタリウム(兼バー)。酔客たちに星座の講釈を聞かせる店主・和真のもとに、10年ぶりに弟・創馬が帰ってきた。娘だという美少女・月子を連れて。不思議な客たちが集まる店で“親子3人”の奇妙な共同生活が始まるが……。
──冬の星座は、「絆」の物語。
※本書は2013年12月に刊行された『三軒茶屋星座館』を改題、文庫化したものです。
【文庫第2弾】
夏が訪れ、星座館にさらに騒々しい面々がやってくる。“親子3人”の暮らしに乱入する和真に恋する謎の美女。そして、家族の秘密の鍵を握る存在が、哀しくも大切な過去を少しずつひもといていく。黄道12星座の蟹座、獅子座、乙女座に、白鳥座、物語のキーとなるヘラクレス座。
──夏の星座は、「恋」と「友情」の物語。
※本書は2014年8月に刊行された『夏のキグナス 三軒茶屋星座館』を改題、文庫化したものです。
【単行本第3弾】
路地裏のプラネタリウムに、別れと出会いの季節がやってくる。 店主の和真、弟の創馬に美少女・月子、そして、星座館に集う仲間たち。“家族”をめぐる物語は、いよいよ月子の秘密に迫っていく。黄道12星座の牡羊座、牡牛座、ふたご座に、おおぐま座とこぐま座。
──春の星座は、「出会い」と「別れ」の物語。
柴崎竜人(しばざき・りゅうと)
1976年東京都生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。東京三菱銀行退行後、バーテンダー、香水プランナーなどを経て、小説「シャンペイン・キャデラック」で三田文學新人賞を受賞し作家デビュー。映画「未来予想図 ~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」、ドラマ「レンアイカンソク」など脚本も多数手掛ける。近著に「三軒茶屋星座館」シリーズ、『あなたの明かりが消えること』『あした世界が、』など。