「君の言うことは、もう誰も信じない」
嘘つきアラサー女にされてからの超絶逆転劇!
水嶋亜希、32歳独身、文芸編集者。新幹線爆破テロと美人ナース殺害事件。接点は、彼女が恋に落ちたエリート官僚だった──。
文芸編集者の水嶋亜希は、作家のためなら平然と嘘をつく。それが仕事だ。交通事故に巻き込まれる直前に助けてくれた男、待田隆介は外務官僚の名刺をもっていた。素敵な出会いに酔い、目覚めると彼のマンションのベッド。こんな恋も悪くない。
しかし、新幹線爆破テロの発生直後から、彼の様子がおかしくなる。彼が携帯電話で殺人計画らしき会話をしているのを聞いてしまった亜希は、迷うことなく警察に届け出た。だが、待っていたのは彼女自身の逮捕だった。
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木内一裕(きうち・かずひろ)
1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』がある。漫画家としての代表作は『BE-BOP HIGHSCHOOL』。