戦時下の神戸。さまざまな国籍の人々が暮らすアパート兼ホテル。大戦中の日本における国際的コミュニティでの人間模様が描かれた作品。エジプト人、ロシア人、中国人、ドイツ人、抑圧された状況でもなんとなく華やかな色合いのエピソードが続く中、日本人の出征のシーンが妙に重く、黒く目立って見えたので描きました。タイトル「神戸」なのに大阪のシーンですけども。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『
近況:北海道の、とある、街じゃないとこににいきたいけど、