考えてみれば「犬ぞり」もあることですし、犬がリヤカー牽(ひ)いててもおかしくは「ないのかもしれません。身も心も病んでしまった妻を病院で看取ろうとする日々を描いた作品で痛切ですが、それをも文学のタネにしようとしていることを自覚している業(ごう)の深さ! 妻の半生を聞き書きしようとして拒絶されるシーンが強く心に刻まれます。(カラスヤ)
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『
近況:連休はどっか旅行に行けそうだ! と思いましたが、