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2026.04.04

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人気バンド「ヨルシカ」が贈る、異例の“体験型文学”。32通の封筒を開封しながら気づく、思わぬ真実とは

「先生、先生はどういう人なんですか?」 実際の封筒と手紙を一枚ずつ開く体験を通してヨルシカが描く「書簡型小説」
全編手書きの手紙約170枚と封筒32通で構成された「書簡型小説」が、2月26日に上梓されました。電子書籍の発売はなし、一通一通実際の封筒を開封しながら読み進めるという、デジタル時代に真っ向から逆行した意欲作になりました。

令和を代表するアーティスト・ヨルシカでコンポーザーを務めるn-bunaさんが執筆した本作。3月4日に発表されたヨルシカの同名の新アルバム『二人称』、そして全国5都市をまわるライブツアー「一人称」と合わせた大型企画の中心的作品になります。判型・構成ともに前代未聞、さらには税込8470円という価格にもかかわらず早くから話題を呼び、昨年11月に情報が解禁されると1週間で予約数1万部を記録。販売担当者によると「高単価本でここまでの反響は例がなく驚異的な数字」であるといい、初版4万部からスタートすることになりました。

物語は、ひとつの大きな茶封筒から始まりま す。中には、詩を書く少年と文字に詳しい「先生」の奇妙な文通。「チラシを拝見しました。もしよろしければ、僕の作品を添削していただけないでしょうか」。先生の言葉に導かれ、少年は言葉と世界を知っていきます。しかし、ある日、手紙のやりとりに潜むかすかな違和感に気づいて……密かな文通は、やがて思わ思わぬ真実へとつながっていき ──。

ながらく文学作品をテーマとしながら創作を続けてきたヨルシカの、今までにない、まったく新しいかたちの文学作品の誕生です。ヨルシカの楽曲にふれたことがない方にも、純粋に小説として楽しんでいただける作品になっていると思います。このかたちだからこそ実現した数々の仕掛けはもちろん、創作に正面から向き合ってきたn-bunaさんの説得力のある言葉にもご注目ください。

────フロンティア事業部 川上絢子

PROFILE

ヨルシカ
コンポーザーとして活動中の“n-buna(ナブナ)”が女性ボーカル“suis(スイ)”を迎えて結成したバンド。2017年より活動を開始。n-bunaが生み出す文学的な歌詞に叙情的なサウンド、suisが持つ透明感ある表現豊かな歌声、そして朗読と音楽ライブを組み合わせたコンセプチュアルなライブ表現など、独自の世界観が各方面から高い評価を得ている。

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