「わかる」「楽しい」「頭にすんなり入る」そんな読書体験を子どもたちに味わってほしい。講談社ではそうした思いから、ひと工夫凝らした本づくりに努めています。
なかでも最新刊として、注目を集めているのは、子どもの「科学する心」を育てる新シリーズ。親子で頭を悩ませることも多い、夏休みの自由研究にも、役立つこと請け合いです!
小・中・高生の優れた自由研究に与えられる、筑波大学主催の「科学の芽」賞。本シリーズは小学生の受賞作を絵本にしたものです。筑波大学の協力を受け、科学的な裏付けのある知識を子どもたちに広く伝えるシリーズになっています。5月までに全5冊が刊行されます。
ダンゴムシがジグザグ進むのはなぜ? 小学生のユニークな実験が絵本に
自分がダンゴムシだったら……と想定して考えるので、実験方法もユニーク!
小学3年生の橋本類さんは、ダンゴムシがジグザグに進む「交替性転向反応」を知り、自作の迷路で実験。難なくゴールしてしまうダンゴムシに、本当に迷路の達人と呼べるのかと、難易度を上げて挑みました。目が回ってもゴールできるか(どう目を回させたかは右上の画像をごらんください!)、迷路の途中に好物や苦手なものがあっても寄り道しないか、子どもならではの発想で、ひと味ちがった実験が続きます。
昨今、科学的なものの考え方の重要性が叫ばれ、科学絵本が増えましたが、多くはその道のプロによるもの。子どものまっさらな好奇心、失敗をおそれない実験精神が絵本のかたちになればと思い編集しました。小さな科学者たちの誕生につながりますように!
──担当編集 長岡香織
いくつもの図形で、どこに脚を置いたら倒れないか、位置を調べていきます
ピアノの練習をしようとしたら、子ども用の補助ペダルを踏むための足台の脚が1本折れてしまった、どうしよう、というところから、このお話はスタートします。恐る恐る足をのせてみると……「あれ? ぐらぐらしない。3本あしなのに、倒れない。どうしてだろう?」
小学4年生の菊地灯さんは、3本あしでも倒れないための条件を探そうと思いたちます。さまざまな図形で、2本の脚を固定し、3本目をどこに置いたら倒れないかを調べていった結果、物理で習うような原則を発見するのです。その発見の瞬間は何回読んでも感動的です! コツコツと実験をくり返す未来の科学者の姿に大人も心打たれる絵本です。
──担当編集 北村典子
【2026年2月刊行予定】
『たんたん タンポポの ひみつ』 かんちく たかこ/文 山本久美子/絵 岩田くるみ/原案
【2026年3月刊行予定】
『ネコは 天気を あてられる?』 かんちく たかこ/文 高橋和枝/絵 坂﨑希実/原案
【2026年5月刊行予定】
『トマトパスタが はねる なぞを とけ』 かんちく たかこ/文 北村みなみ/絵 今野柚希/原案
※刊行時期・タイトルは変更になる場合があります。