本書は、共同通信社・国際報道部門の編集委員兼論説委員が3年以上にわたり世界各地で聞き取った“当事者の声”を軸に、混迷する国際情勢の深層に迫った一冊です。たとえば、南アフリカのパンドール国際関係・協力相(当時)は「私たちにとって最大の課題は、貧困・格差・失業だ」と語り、ウクライナ戦争を「東欧の地域紛争」と断じました。先進国側が当然視してきた“世界の優先順位”が、新興・途上国側からは「驕(おご)り」に見えるという現実が鮮烈に描かれます。
本書はこうした生の声を丹念に掘り起こし、プーチン、習近平、トランプらストロングマンが動く“時代潮流”を立体的に示します。ニュースがつながる読書体験を、ぜひ味わってください。
──学芸第一出版部 髙月順一







