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2025.07.11

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累計発行部数150万部超の名作、あさのあつこ『NO.6』14年ぶりの新刊登場!

発売4ヵ月前の予約開始後、即Xでトレンド1位に

アニメ化、漫画化、舞台化され、累計発行部数150万部超えのベストセラーになったディストピアSF の傑作『NO.6』が終幕して14年。最終巻で「再会を必ず」と別れた紫苑とネズミ、少年二人が今後どんな運命をたどるのか──、あさのあつこ先生のもとには、続編を望む声が長年寄せられていました。

ある日先生から「ネズミの声を聞いた」と教えていただきました。「生きる場所も死ぬ場所も自分で決める。あんたじゃなくおれが決める。余計なお節介は止めてもらおうか」と。そこから物語は動き出しました。1月31日の予約開始日にX でトレンド1位に、その後Amazon 売れ筋ランキング1位(SF・ホラー・ファンタジー/2月5日調べ)にランクインし、アツい読者の存在に先生と身が引き締まる思いでした。

新シリーズは、終幕から2年後の世界を描いています。16歳から18歳に成長した紫苑とネズミが出会う新しい凶悪な「敵」、二人の情熱的な会話劇、toi8さんの美麗なイラストも見どころです。そして、これを機に既刊も大展開。漫画版は重版、文庫版は新刊発売にあわせてtoi8さんの描き下ろしイラストでフル帯重版出来です。既刊の文庫から、新刊から漫画からアニメから、どちらからでも楽しんでいただけます!
   
──児童図書編集チーム M.F.

「NO.6」シリーズとは?

舞台は、度重なる戦禍で地球環境が壊滅した近未来の世界。高い壁に囲まれた理想都市「NO.6」は、行き届いた医療に充実した教育制度が整っている管理社会で、人類のユートピアである一方、住人が知能によってランクづけされる逃げ場のないディストピア。「NO.6」で最高ランクに認定された世間知らずな超エリートの紫苑とテロリストのネズミは運命的に出会う──。

『 NO.6』を彩る登場人物たち

紫苑(しおん)
2歳のとき知能面で最高ランクに認定された超エリート。
逃亡中の少年・ネズミを助け、NO.6市内の高級住宅地「クロノス」から追放される。殺人容疑で連行されるが逃亡し、NO.6を脱出。ネズミのもとに身を寄せる。
猥雑な「西ブロック」で生活していたが、NO.6の政府に捕らわれた幼なじみ沙布(さふ)を救うため、戦いを決意。外見からは想像できない生命力を秘めており、寄生バチに体を蝕まれたが生き残った。
だが、代償として、白髪となり、体にはヘビのような紅い痣ができた。
ネズミ
NO.6の外に存在するスラム街「西ブロック」に住む少年。
ナイフの扱いが上手く、運動神経も抜群。
頭脳明晰で、つねにクールにふるまっている彼だが、NO.6に対してだけは憎悪を隠そうとしない。
イヌカシ
「西ブロック」に住む、ネズミの知り合い。
年齢不詳、性別不明。
赤ん坊の頃から犬に育てられたため、犬の言葉が理解できる。その力を使った「情報屋」や、住むところのない人間に一夜の宿と犬を貸す「犬貸し屋」、矯正施設の物資流しを生業(なりわい)にしている。

NO.6〔ナンバーシックス〕全9巻。文庫で読む?コミックで読む?

あさのあつこ
岡山県生まれ、在住。
1991 年『ほたる館物語』で作家デビュー。
1997年『バッテリー』で第35 回野間児童文芸賞、2005年『バッテリー I~VI』で第54回小学館児童出版文化賞を受賞。
「NO.6」シリーズは、コミカライズ、アニメ化された。

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