堺雅人、宮﨑あおい主演で映画化された大ヒット作『ツレがうつになりまして。』はご存知の方も多いと思います。その作者、細川貂々さん初の絵本シリーズ。1作目の『こころってなんだろう』に続く2作目をご紹介します。
貂々さんはかつて自殺対策イベントに参加した際、自殺未遂される方の多くが辛い子ども時代を過ごしていたことを知り、子どものための本を書かなくてはと決意、構想10年の後にこのシリーズを刊行しました。この春に刊行された1作目は朝日新聞「折々のことば」や毎日新聞、東京新聞でも紹介され、たちまち4刷、大人気となっております。
「大人なんて、子どもの延長に過ぎないから、子どもの頃から心や未来、仕事やお金などについて知っていれば子どもも大人も生きやすいはず」との想いで描かれた本シリーズ。「未来」がますます心配になってしまうこの時代に、親子で読んで安心して頂けますように。
──児童図書編集チーム 松岡智美
レビュアー
児童図書編集チーム