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コロナ禍でガラッと変わってしまった世の中で、子ども達に必要な3つのメンタルスキル

2020.07.17
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全国的に自粛期間は解除されましたが、まだまだ外出・登校がしづらい日々は続きます。そんな時こそ、子どものメンタルスキルを強くするチャンスです。

元自衛隊メンタル教官という珍しい肩書を持つ下園壮太さんが、書籍『令和時代の子育て戦略』を発売。わが子と一緒にいる時間が長い今こそ、子育てをじっくり考えてみませんか?

今の子ども達に必要な「3つのメンタルスキル」

コロナ自粛含め、世の中の常識がガラッと変わってしまうなど先が読めない時代。何とか自分の子どもには将来成功してほしいし、幸せになってほしい。そのためにはどんなことが必要となってくるのでしょう。この本では3つのスキルをご紹介しています。

①「自分に過剰にダメ出しをしない」スキル

どうしても私たち日本人は、謙遜してしまう美徳があります。自己評価低めのほうが、これまでの日本人の中では生きていきやすかったのです。ただしそれは、平たく言うと自信がない日本人が多いということでもあります。
欧米人に比べても、日本人の自信のなさは顕著です。

2011年、日米中の高校生3400人を対象に行われた調査によると、「自分は他人に劣らず価値のある人間である」と感じる割合が、アメリカ89%、中国95%であるのに対して、日本はわずか38%。「自分には誇りに思えるようなことがない」と答えた割合は、アメリカ24%、中国23%であるのに対して、日本は53%だったのです。
もちろん、日本は自分の存在を強調する文化ではない。それを差し引いても、少し自信がなさすぎですよね。

ある程度成長すれば家族と離れて暮らす時代。「お前はよくやっている」と励ましてくれる親も近くにいなくなった時に、「自分はダメで」という謙遜の態度より、「自分はよくやっている」と自分で自分を励ませるスキルがこれまでよりさらに必要になります。

②「リアルな人間関係の理解を深めていく」スキル

インターネットでの付き合いが増える一方、少子化・核家族化が進み、親戚のおじちゃんやおばちゃん、ご近所との付き合いが圧倒的に減りました。今の子どもたちは、「生身の人というもの」を知る経験の“質と量”が減ってしまっています。

また、今後ますます世界は多様化が進みます。国籍、性的指向、宗教、政治、信条についてもさまざまな人たちが、これまで以上に身近に共存します。そんな世界では、「人にはいろいろな面があるんだ」「いろいろな考え方があるんだな」と価値観の“幅”があるほうが、人に対する「期待」も「警戒」も「怒り」も少なくてすみます。

そんな時に一番の手本としてしまうのは親。子どもは、大人の反応を見ながら育っていきます。親が他者に対してどのような反応、対応、評価をするのかを注目しています。

仕事中の親、法事の時の親、宴席での親、買い物をするときの親、近所づきあいをするときの親、トラブルにあった時の親、いろんな場面の親を見て、それをまねることからコミュニケーションを学びます。

もちろん少し大きくなると、親だけでなくすべての大人、友人からも学びますが、自分とDNAの近い親のコミュニケーションスタイルは、どうしても一番の学びの対象になっていきます。

ステイホーム期間中、子どもの前でのあなたの態度はいかがでしたか?

③「新しい学習と問題解決スタイルを磨く」スキル

令和は、とにかく変化量がすさまじい時代になります。変化の激しい時代の不安には、これまでの学習方法が機能しにくくなります。

実際この数ヵ月の間にも、コロナをきっかけにオンライン学習がメインになるなど、考えもしなかった変化も起こりました。

そんな時代をしぶとく生き延びるための思考法の一例として、「OODAループ」という考えを紹介します。「観察(Observe)」「仮説構築(Orient)」「意思決定(Decide)」「実行(Act)」から来ています。

まず、自分で実態をよく観察します(観察Observe)、その実態の中に、何らかの流れ、トレンド、ルールを見出し、仮説を立てます(仮説構築Orient)。そして、その仮説の中で目的を達成するための方策を決定し(意思決定Decide)、実際に行動に移す(実行Act)、というサイクルです。過去のデータなどにとらわれず、よく現状を観察し、そのトレンドを見抜くというところがポイントです。

新しく起こった問題に対しても、柔軟に対応できるスキルとして身につけておくとよいでしょう。

変化の激しい令和時代。子どもがいま身につけておきたいスキルについて、本書ではもっと具体的に紹介しています。心の強い幸せな子にしたい親は必見の書です!

  • 電子あり
『令和時代の子育て戦略』書影
著:下園 壮太

いま、子育て真っ最中の方が当たり前に願いがちな
・好き嫌いのない子になってほしい
・しっかりしたしつけや我慢は必須
・子どもを不登校児には絶対にさせたくない
などの考えは、じつは大変危険な子育てになっている可能性があります。

令和時代はAIの台頭で、「得られる知識や情報は膨大になる」「職業、仕事が減っていく」「語学をはじめとした学力も必要なくなる」「心の苦しみ苦痛は広がる」などが予測されています。今の子どもたちが大人になる頃、常識はガラリと変わってしまうのです。

「9月1日問題」など、子どもの不登校や自殺はすでに増えてきている昨今、心については年々問題が大きくなりつつあります。小学生ですでにうつ状態の子も増えています。そういった令和の時代に大人になっていく子どもたちに一番大切なのは、心の強さです。

わが子を「幸せな子ども」「強く生き抜ける子ども」にするにはどうすればいいのか。具体的に指南します。

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