今日のおすすめ

【脱デブ】糖質中毒、85kgの45歳主婦が戦った「デブ脳」の正体は!?

2019.08.04
  • facebook
  • X(旧Twitter)
  • 自分メモ
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

■【45歳のダイエット】体重を落とすより大変だったデブ脳との戦い

食べるものを選べば、たくさん食べても大丈夫。運動はしなくてOK。そんなゆるいダイエットで、半年で20キロもの減量に成功した45歳主婦の桃田ぶーこさんですが、ダイエットを続けるうえで何より邪魔になったのは自分の“デブ脳”だったそう。デブ脳とはいったい何なのか、その正体をぶーこさんが解き明かします。

1日何回も「食べる時間だよ、食べなよ〜」と囁くデブ脳

私がダイエットを始めて1番大変だったのは、体重を落とすことよりも、長年の間に自分で作り上げた「デブ脳」との戦いでした。

ゆる糖質制限ダイエットをする前は、毎日、朝ごはんの後、夫や子どもが出かけて1人になると、まず朝食の残りを軽やかに口の中に放り込み、そしてお菓子が大量に入っている段ボール箱へ向かい、その日の気分でお菓子を選んで食べながら家事をするのが日課でした。

そんなふうに寝る時間以外は何かしら口に入れていたので、“空腹”ってどんな感じかわからなかったし、“小腹が空いた”っていう感覚もなく常に食べ続けていました。

しかし、ゆる糖質制限ダイエットを始めた最初の1ヵ月間、私はお菓子、菓子パン、炭酸飲料などを「超悪者」と思うことにし、すべてやめました。

とにかく1ヵ月間、“間食”“甘いもの”をやめれば、糖質祭り状態だった私の脳も、「祭りは終わりか? わしも少し休むべ」ってなるのではないかと考えたのです。

しかしいざ、ゆる糖質制限を始めてみると、これまで20年以上も続けていた悪い食生活がびっちり身についていたので、朝食の1時間後くらいになると、脳が「今まで甘いものを食べていた時間だよ〜、食べなよ〜」とわざわざ教えてくれました。これが「デブ脳」です。

デブ脳の正体は、「糖質依存」だった

デブ脳は、1日に何回も出現しました。
特にデブ脳が出たのは午前10時頃。朝食をしっかり食べたのに、なぜかこの時間になるとデブ脳が現れ、“何か食べたい”という気持ちでいっぱいになるのです。

“食べなよ、食べちゃいなよ〜”とデブ脳が囁きかけ、体がソワソワと動き、生唾が止まらなくなり、ごくんと飲み込んでも唾が溢れてきて、脳からもよだれが出ている感じがしました。

どうしたらいいのかわからず、“食べたらだめだよ、食べたばかりだよ”“今食べたら止まらなくなる! それだけはしたくない!”と必死に衝動を抑えるのに精一杯。キッチンから逃げるように離れて、歯磨きをしたり、水をガブガブ飲んだり、トイレで座りながら深呼吸したりと、何かしていないとソワソワソワソワと体が動き、じっとしていられず、明らかに異常でした。

このデブ脳が1日に何回も出るので、出たときの行動をノートに書きなぐりましたが、それを読んだら涙が止まりませんでした。自分の父と同じだと気づいたのです。

私の父は、20年ほど前、医者に「アルコール依存症」と言われたことがあります。アルコールをやめた時期もあり、その頃に母が父の行動や禁断症状を記録していて、それを見せてもらったことがあったのですが、今の私はまさにあの頃の父と同じ。認めたくなかったけれど、私は「糖質中毒」「糖質依存症」で、その時期の行動は禁断症状だったと思います。

無意識に、「甘いもの食べたい食べたい食べたい食べたい!!! あー食べたい!!! あー食べたい!!!」と、体がソワソワし、ときどきゾワゾワッとする感覚も入ってくる。完全におかしい!!

たとえ体重が減っても、この「中毒」「依存症」を克服しなければ! 「デブ脳」を完全にやっつけなければいけない! そう感じました。

デブ脳を倒す“やせ脳”を育てる

デブ脳は、大きく立派な“デブの大木”に成長。それを倒すのは大変だし、ただ倒しても“根っこ”が残っていてはだめだ! 悲しいなんて言ってられない! どうすればいいか! デブ脳を根こそぎ倒し、消滅させるには新しい根っこを作り、土台をしっかり作ること! デブ脳より優秀な力強い「やせ脳」を作る! やせ脳を増やす! そうよ、やせ脳を増やすのよー!!!
でも、どうやって?

ぶーこさんがどうやってやせ脳を育て、デブ脳をやっつけたのかは、また次回に!

出典元:https://kurashinohon.jp/1098.html

桃田ぶーこ(モモタ・ブーコ) イメージ
桃田ぶーこ(モモタ・ブーコ)

1972年生まれ。東京で生まれ育ち、田舎に暮らす農家の嫁。運動ナシ、ゆるめの糖質制限(食習慣の改善)だけで、半年で85kg から20kg 減量、2年半で最終目標だった58kg まで減量成功(身長161cm)。ゆるい漫画とともにダイエットの日々を綴っているブログが大人気。

桃田ぶーこの「ゆる糖質制限」ダイエット

『45歳、ぐーたら主婦の私が「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせました!』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。

講談社くらしの本はこちら

講談社くらしの本はこちら

『45歳、ぐーたら主婦の私が 「デブあるある」をやめたら半年で20kgやせまし た!』書影
著・イラスト:桃田 ぶーこ

運動なし、我慢なし、たくさん食べてOK!
「関取」と呼ばれていた45歳の主婦が、半年で20kgやせたダイエット法。

身長161センチ・体重85kg。
人生で1度もダイエットに成功したことがなかった45歳の主婦が、運動せずに1ヵ月で7キロ、3ヵ月で14キロ、半年で20キロ減量! こんなにやせたのに、シワやたるみは出ていません! もちろん、リバウンドも一切なし。

「とにかく練乳が大好き!」「朝食は食パン1斤」
「食べ物が口に入っていないのは、寝ている間だけ」……。
衝撃の食生活を送ってきた著者でも結果を出せたダイエット法は、「ゆる糖質制限」。

たくさん食べてもOK! 我慢しなくていい! 
そんな夢のようなダイエット法を、イラストとともに詳しく紹介します。

ダイエットが続かないのは意志が弱いからではありません。やり方が間違えているからです。正しいダイエットをすれば、誰でも必ずやせられます!

  • facebook
  • X(旧Twitter)
  • 自分メモ
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます