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貧乏作家、小津安二郎との三角関係を書く! 芸妓本人もキレたヤバい実話集
(著:川崎長太郎)
川崎長太郎には、小田原の花街・宮小路を舞台にした〈小津もの〉と呼ばれる一連の作品がある。スター的映画監督・小津安二郎と三文文士・長太郎が、ひとりの芸者を巡り対峙する。長太郎に勝ち目はない。ひたすら〈純情〉を武器に、小津の独身貴族的不誠実を衝く。小津自身に読まれることを見越した如く書かれた挑戦的な戦前・戦中作9篇に、ヒロインのその後を辿る戦後作を加え全10篇を収録。半数は単行本未収録。
レビュアー
1973年生まれ。漫画家。著作に『カラスヤサトシ』『カラスヤサトシのおしゃれ歌留多』『強風記』『喪男の社会学入門』『毎日カラスヤサトシ』『オレは子を見て育とうと思う』『カラスヤサトシの世界スパイス紀行』『おとろし』など多数。『アフタヌーンはカラスヤサトシのもの』を「アフタヌーン」で連載中。近刊に新書館『カラスヤサトシの孫子まるわかり』、講談社『カラスヤサトシ』9巻、リイド社『カラスヤサトシの戦国散歩』があります。
近況:明けましておめでとうございます! 久々に夜中の初詣に行きたいです。
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