待ってました! ドラマファンも期待する2nd dish
物語は、さまざまな事情で日本にやってきて犯罪や事件に「巻き込まれた」、または「関わってしまった」外国人たちの話。メインストーリーには“人身売買”や“警察の暗部”という重めのテーマが組み込まれていたりするのだけど、ドラマはもっと身近な、それこそ小さな町工場や、介護施設で働いているような外国人労働者が、犯罪や事件に足を取られ、抜け出せなくなっていく様を丹念に描く。言葉も通じず、頼る者もなく、“社会からこぼれ落ちそうになっている”外国人労働者と、日常的に彼らを目にしているにも関わらず、“なにも見ていない/見ようとしない”日本人。そうした人が行き交う新宿を舞台に、奈緒と松田龍平が活躍する……。
ドラマの紹介が長くなってしまったけれど、今回レビューするのは漫画『東京サラダボウル 2nd dish -警視庁編-』。2nd dish、つまり2皿目。ドラマが非常に好評だったことを受けての“おかわり”となる続編に、漫画はもちろんドラマのファンも「セカンド・シーズンくるかも!」と期待を抱かせる(というか、絶対にやってよNHK!)。
国際犯罪対策課の刑事と警察通訳人
第1話は、殺人犯行現場に遭遇してしまった台湾在住の香港人イラストレーター・漫画家のリーナの物語。日本でのイベントに参加するため利用していた民泊で、彼女は殺人を目撃し警察に通報する。しかし、彼女はなぜか警察に非協力的。「被害者の女性がいつ死んだのか?」を知りたがる彼女に、「目撃者に対して事件に関する情報は教えられない」と、鴻田が伝えると……
そして第2話は、外国人排斥デモの騒動に巻き込まれたネパール人の物語だ。デモの参加者に突き飛ばされてから数時間後、急性硬膜外血腫で倒れたネパール料理店の店主。暴行障害事件として立件するには、突き飛ばされたことが直接の原因であることを証明しなくてはいけない……、という展開に。排外主義と多文化共生の歪みに対して、鴻田と有木野はどう対峙するのか? 見逃せない。








