「御手洗潔(みたらいきよし)」シリーズ新作長編の、あまりに美しい「謎」が大きな話題を呼んでいます。
ファン待望の今作では、『屋上の道化たち』から7年の時を経て帰ってきた御手洗潔が、時空を超えた難事件に挑みます。1977年、ニューヨークのバレエシアターで上演された「スカボロゥの祭り」最終公演中に控え室の中で死亡した伝説のバレリーナ、フランチェスカ・クレスパン。現場は完全な密室。さらにそれ以降も舞台は続き、観客は公演の最後までクレスパンの踊りを見ていた―─。御手洗はどうやって謎を解き明かすのか、どうか皆さんご自身でお確かめください。
今や世界11ヵ国で愛される衝撃のデビュー作『占星術殺人事件』から42年、島田荘司さんの新たな金字塔となる作品です。発売後すでにたくさんの反響をいただいており、即重版出来となりました。御手洗によって味わわされる衝撃を、ぜひお楽しみください。
──文芸第三出版部 關晴奈
レビュアー
文芸第三出版部