お菓子研究家の"体にいい"おやつレシピ「栄養があって低カロリーなマフィン」
よくあるナチュラルスイーツって、味がいまいちかな、って思ったことはありませんか?
体のことを大切にしている人は、今までも、いろいろなナチュラルスイーツを食べたり、作ったりした経験があると思います。もちろん、おいしいスイーツに出会えたこともあるでしょうが、「体にいいのだから、このくらいの味でも仕方ないかな」とあきらめの気持ちを抱かせるスイーツもあったかもしれません。
でも、お菓子研究家、石橋かおりさんの『はじめての ナチュラルスイーツ』のレシピならどれも「こんなにおいしいのに、体にもいいのね」と、にっこりしてもらえるはずです。
今回は、材料を混ぜてレンジで2分で完成する、簡単なのに栄養バランスがよいマフィンの作り方をご紹介します。
ほうれんそうのクイックレンジマフィン
材料(直径6cmの紙カップ4個分)
ほうれんそう……2株(60~70g)
卵……1個
きび砂糖……30g
豆乳……大さじ2
グレープシード油……大さじ1
バニラオイル……少々
塩……小さじ1/3
a
|薄力粉……50g
|アーモンドパウダー……大さじ2
|ベーキングパウダー……小さじ1
作り方
① ほうれんそうは洗って根本を切り落とし、3cm長さに切る。沸騰した湯で約1分ゆでて水にさらし、みじん切りにして軽く水けを絞る。
② ボウルに卵を割り入れてホイッパーで溶きほぐし、きび砂糖、豆乳、グレープシード油、バニラオイル、塩、①のほうれんそうの順に加え、そのつどよく混ぜる。
③ aを合わせて②に加え混ぜ、紙カップに等分して入れる。
④ 電子レンジで約2分加熱する。
ココアのクイックレンジマフィン
材料(直径6cmの紙カップ4個分)
卵……1個
きび砂糖……30g
豆乳……大さじ2
グレープシード油……大さじ1
a
|薄力粉……40g
|ココア……10g
|ベーキングパウダー……小さじ1
作り方
① ボウルに卵を割り入れてホイッパーで溶きほぐし、きび砂糖、豆乳、グレープシード油を順に加え、そのつどよく混ぜる。
② aを合わせて1に加え混ぜ、紙カップに等分して入れる。
③ 電子レンジで約2分加熱する。
ビタミンAやC、Eなど、栄養満点のほうれんそうですが、クセが苦手な子どもたちも。でも、これはクセを感じさせないから、ほうれんそうが苦手でも食べられて、あっという間にできるふわふわマフィンです。もちろん、ココア味もおすすめ。マグカップなどで作る場合、生地は容器の1/3量ずつ、入れて。
普通のマフィンは1個369kcalですが、これは1個156kcal、ココアは124kcal。
※アルミ不使用のベーキングパウダーを使用しています。
「白砂糖、そんなによくないの?」
「きれいな色みのまま、仕上げたい」「繊細な味わいを生かしたい」そんなとき、白砂糖はいい仕事をしてくれます。
けれど、体にとっては、正直、あまりありがたくない存在です。肥満の原因となるばかりか、消化に負担がかかり、腸内環境を悪化させてシミやシワの原因になる、老化も促進させるなど、うれしくない働きがたくさんです。
そこで、この本では白砂糖の代わりにきび砂糖やメープルシロップなどを使用。体にやさしい甘みで仕上げました。
お菓子研究家。長野県在住。誰が作っても失敗なく、おいしいお菓子レシピを考えるのは、もはや天職。日々、試作を重ね、今回も“簡単でおいしい&ストレスなくダイエットや美肌、美腸などに一役買えるアンチエイジングスイーツレシピ”を次々と生み出した。
著書には『Pink!』(アスペクト)、『シフォンケーキとシフォンロール』(主婦の友社)、『HAPPY CHEESECAKE』シリーズ(主婦と生活社)、『ベスト オブ チーズケーキ!』(講談社)など多数。
• 石橋かおりHP Cake on Web
『はじめてのナチュラルスイーツ』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。