■時短料理の救世主! 電子レンジ13分で作る「しみしみのぶり大根定食」
忙しい毎日の中で料理はなるべく手軽に作りたい、けれど旬の食材や栄養面は疎かにしたくない……と思うことはありませんか? そんな時は、短時間で料理が作れる電子レンジをフル活用してみてはいかがでしょう?
電子レンジだと“味が染み込まないのでは?” “手抜き感が出てしまうのでは?” と思うかもしれませんが、料理研究家、村上祥子先生の著書『村上レンチン食堂の「15分で2品」定食』のレシピは短時間で見栄えよく、美味しい料理を作ることができます。ぶりをチン、煮汁で大根をチン! これでぶりはしっとり、大根はしみしみ。副菜のおすすめ「白あえの豆腐の水きり」もレンジでOKです。主菜レンジ中に下ごしらえすれば2品13分で完成です!
ぶり大根 調理時間10分
材料(1人分)
ぶり(切り身)……50g
大根 ……1/6本(200g)
しょうが(皮つき薄切り)…… 2~3枚
Ⓐ
|しょうゆ、砂糖、酒 ……各大さじ2
作り方/下ごしらえ3分 レンジ7分
①ぶりは3等分に切る。大根は皮をむいて乱切りにする。
②耐熱ボウルにⒶを入れて混ぜ、ぶりとしょうがを加えて、スプーンで調味料をかける。ふんわりラップをし、電子レンジで1分加熱して、ぶりを取り出す。
③②のボウルに大根を加え、クッキングシートをかぶせて小皿をのせ、ふんわりラップをし、電子レンジで6分加熱する。
④器にぶりと大根を盛り合わせ、煮汁をかける。
合わせて食べたい「ほうれんそうの白あえ」 調理時間5分
材料(1人分)
ほうれんそう…… 100g
絹ごし豆腐…… 50g
Ⓐ
|すり白ごま……大さじ1
|ごま油、砂糖、みそ……各小さじ1
|コーヒー用クリーム(液状)…… 1個(5ml)
|塩……少々
|いり白ごま……少々
作り方/下ごしらえ2分 レンジ3分
① ほうれんそうは長さを2等分し、耐熱ボウルに入れる。ふんわりラップをし、電子レンジで2分加熱。水にとって冷まし、水けを絞って、3cm長さに切る。
②豆腐はペーパータオルに包み、耐熱皿にのせる。ラップなしで、電子レンジで1分加熱する。
③取り出して粗熱が取れたらボウルに入れてつぶし、Aを加えて混ぜる。1を加えてあえる。
※書籍では600Wの電子レンジを使用しています。使用している電子レンジに合わせて加熱時間の調整をしてください。
その他、「楽ちん茶わん蒸し」「大好評のやわらかとろりんプリン」など短時間で作れるレシピがたくさん! ぜひあなたのレパートリーを増やしてください。
料理研究家。管理栄養士。公立大学法人福岡女子大学客員教授。
福岡女子大学で栄養指導実習講座を担当。治療食の開発で、電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者となる。その後も、糖尿病、生活習慣病予防改善のための栄養バランスのよい、カロリー控えめのレシピを数多く考案し出版。また、高齢化個食社会を見据え、簡単にできる一人分レシピの開発、保育所、幼稚園、小学校の食育出前授業を行うほか、日本栄養士会主催の特別保健指導にも講師として参加する。日本国内はもとより、ヨーロッパ、アメリカ、中国、タイ、マレーシアなどでも、年齢を問わない「食べ力(ぢから)」をつけることの提案と、実践的食育指導に情熱を注ぐ。健康的な食材を手軽にとるためのアイディアが豊富で、「電子レンジ発酵パン」、「バナナ黒酢」、「たまねぎ氷」、「にんたまジャム」、今テレビで話題の「レモン酢」等を開発し注目を集めている。これまでに出版した著書は330冊(730万部)。現在、健康寿命の延伸に力を注いでいる。
『村上レンチン食堂の「15分で2品」定食』のほか、料理、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。