■同い歳なのに、なぜ彼女は若く見える? 重要なのは顔よりもアレ!
10代、20代の頃は見た目年齢にそれほど差がないのに、ある程度の年齢になると、同年代の人がびっくりするほど若く見えたり、老けて見えたり……。その違いは何でしょう? どうせなら若く見られるほうになりたいですよね。歯科医師・宝田恭子先生の『宝田流表情筋トレーニング たるみが消える顔筋リフト』では、たった5分で若見えになるトレーニングを紹介しています。
「宝田流表情筋トレーニング」は「やせ見え効果」もバツグン!
「見た目年齢に差が出るのは目元? 口元? ズバリ若見えポイントは?【表情筋トレーニング①】」でも紹介したこの女性。向かって左側だけトレーニングして撮影したものです。
片顔だけなので5分もかからなかったのですが、短時間のトレーニングにもかかわらず彼女の顔の上がりっぷりに撮影スタッフ全員がびっくり! その日から、その場にいた皆がこのトレーニングを欠かさなくなったのは言うまでもありません(「宝田流表情筋トレーニング」のやり方は第1回めの記事参照。
特に担当編集者は、まじめに朝・晩と毎日続けたことで、久しぶりに会った人に「やせた?」「顔が引き締まっている」と言われるようになったそうです。
「宝田流表情筋トレーニング」の効果が出る人、出ない人
第1回めの記事を読んで、さっそく「宝田流表情筋トレーニング」を実践した人もいることでしょう。その中で「え? 私はそんな効果なかったけど……」と思った方はいませんか?
効果を出すのに必要な条件として、「表情筋の位置をしっかり把握している」というのがあります。普通は「え? 表情筋?」となりますよね。担当編集者も、一般の人向けの本だから表情筋の解剖図を掲載したらかえって引かれるのでは……と思ったそうです。
しかし、自分の表情筋の位置を把握することが、どれだけ必要かということを宝田恭子先生に辛抱強く、丁寧に説明してもらったことで、やっと理解できたそうです。
ただし、文章にすると1回や2回読んだだけで理解してもらうのは難しいかもしれない……と考え、マンガにしたそうです。
宝田恭子先生の新刊『宝田流表情筋トレーニング たるみが消える顔筋リフト』では、自分の表情筋の位置を理解してもらうべく、表情筋の解剖図と、どうして表情筋の位置を把握するのが大切かを解説したマンガを掲載しています。
第1回めの記事を読んでトレーニングをやってみたけれど、思ったような効果が出ない……という人はぜひ参考にしてみてください。
若見え、老け見えの原因は顔だけじゃない!?
同年代なのに、若く見える人、見えない人の違い、それはいったい何でしょう? 「宝田流表情筋トレーニング」では、顔だけでなく全身の見た目の若さにも着目しています。なぜなら、どんなに顔が若くても、背中が丸く顎を突き出した姿勢では10代の女性であっても老けて見えてしまうのです。
その原因の1つに「スマホ」があります。スマートフォンを見ているときはどうしても前かがみになりがちです。そしてその姿勢は人をとても老けて見せるのです。さらにそれが癖になると、常にそのような前かがみの姿勢になってしまうのです。
もちろん顔も常に下を向いているので、たるみやすくなります。
ずばり、同年代で差がつくのは「姿勢」なのです。今からでも遅くありません。この記事を読んだ人、まずは背筋をピンッと伸ばしてみませんか?
本書の中では、姿勢をシャキッとさせるエクササイズをいくつも掲載しています。また、最近の研究で注目されている、若見えのために必須な「オステオカルシン」という物質についての解説なども掲載。本書でトータルな若々しさを手に入れてください!
(写真/林 桂多・講談社写真部 イラスト/松本麻希)
1956年生まれ。歯科医師。東京歯科大学卒業後、同大学勤務を経て、宝田歯科の3代目院長に。日本アンチエイジング歯科学会常任理事、睡眠改善インストラクター。メディカルアロマテラピー研究会に所属。従来の歯科医療に加え、口元の筋肉を中心とした表情筋を鍛える独自のエクササイズを提唱。口元から、トータルな美しさと健康を手に入れる方法を日夜研究、自らも実践している。テレビ、雑誌、講演会などでも幅広く活躍。著書に『DVD付 5分若返り宝田流美顔マッサージ』(講談社)など多数。