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2018.10.26

特集

外国産冷凍牛肉を高級霜降り和牛ステーキにするワザ。志麻さんの自宅レシピ①

■志麻さん直伝! 「外国産冷凍牛肉」を「高級霜降り和牛」 ステーキにするワザ

日本テレビ系『沸騰ワード10』や、NHK『プロフェッショナル仕事の流儀』などで話題の“伝説の家政婦”志麻さん。メディアを通じて紹介される姿は、3時間で依頼者家族1週間分の食事を手早く作る“作り置きの達人”のイメージ。自宅でもさぞかしすごい作り置きをしているのでは!? と思ったら、

「自宅では作り置きはしていません。まとまった時間もありませんし、作り置きってけっこう大変じゃないですか(笑)。我が家は仕事から帰って30分以内にちゃちゃっと作って、家族みんなで食べるのが基本です。新刊『志麻さんの自宅レシピ』では、私がプライベートで食べているレシピを初公開しています。短時間の調理でもおいしく作るのに欠かせないと思うポイントや、これは省いてOKという部分をテクニック写真つきでわかりやすく紹介しています」(志麻さん)

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“調理時間が短い調理法”を選ぶのが時間短縮のカギ

「調理時間が一番短いのは生野菜や刺身など、生で食べるもの。次は焼く、炒めるなどの調理法。ごはんを炊くのは意外と時間がかかるので、我が家は冷凍ごはんを常備しています。温めたごはんに焼いた肉や生野菜を添えれば、あっという間にワンプレートが完成します」

冷凍ごはんを常備しておけば、調理時間をぐっと短縮できる。

肉は強火で片面1分ずつ焼いて焼き色をつけ、アルミホイルにくるんで肉汁を落ち着けます。焼き過ぎると肉がかたくなるので注意。

肉汁を落ち着けている間に、フライパンでごはんを炒めてガーリックライスに。

ガーリックライスに焼いた肉と生野菜を添えれば、15分でワンプレートが完成!

特売の外国産冷凍牛肉が「お店の味」に

「肉のおいしさは価格に比例すると思っている方が多いと思いますが、私は日頃、外国産の冷凍特売肉を買っています。家計にも優しいですし、いくつかのポイントを押さえれば、国産和牛のようにやわらかくジューシーなおいしさに仕上がります」ふだん見落としがちな、おいしさに欠かせないポイント4つをご紹介します。

ポイント1

冷蔵庫で解凍した肉は、均等に火を通すため、室温に放置して常温に戻す。

ポイント2

キッチンペーパーで水けをしっかり取る。水けが残っているとうまみの素である焼き色がつかない上、味もしみこまない。

ポイント3

塩は高価なものである必要は一切なし。大切なのはサラサラなタイプを選んで食材全面にまんべんなくふること。

ポイント4

焼き上がったら、肉の繊維に対して直角に切ると、繊維が断ち切られてやわらかい食感になる。

ステーキプレートの作り方 (15分)

材料(2人分)

牛ももステーキ肉(常温に戻したもの)……400g
にんにく(芯を取ってスライス)……大1かけ分
ごはん(炊飯済み)……2膳分
水菜(ざく切り)……1/4束分
しょうゆ……小さじ1/2
サラダ油……大さじ1と1/2
塩・こしょう……適量

作り方

1.肉の水けをキッチンペーパーで取る。

2.まな板に塩・こしょうして肉をのせ、肉の上面にも塩・こしょうする。

3.強火で熱したフライパンに油をひき、肉を1分ほど触らずに焼き色をつける。

4.肉をひっくり返して1分ほど触らずに焼き色をつける。

5.アルミホイルに取り出して包み、肉汁を落ち着かせる。

6.フライパンににんにくを入れ、弱火で炒め、焼き色がついたら皿に取り出しておく。

7.フライパンに温かいごはんを入れ、おたまの背でごはんを広げながら炒める。

8.香りづけのしょうゆを鍋肌に回しかけ、塩・こしょうを少々加えて味をととのえる。

9.器にごはん、水菜、切ったステーキを盛り、アルミホイルにたまった肉汁をかけ、にんにくをのせる。

タサン志麻(たさん・しま)

大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業し、ミシュランの3つ星レストランでの研修を修了。その後、日本の有名フランス料理店等で15年働く。2015年にフリーランスの家政婦として独立。家事代行マッチングサービス「タスカジ」で定期契約顧客数がナンバーワンとなり、「予約が取れない伝説の家政婦」と呼ばれるようになった。NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でその仕事ぶりが放映され、クール最高視聴率を記録。現在も家庭に出向き、冷蔵庫にある食材で家族構成や好みにきめこまやかに応じた料理に腕をふるうほか、「つくりおきマイスター養成講座」の講師や料理教室、食品メーカーのレシピ開発などでも活動。フランス人の夫と子どもと3人で暮らす。
公式ホームページ https://shima.themedia.jp/

『志麻さんの自宅レシピ』のほか、ダイエット、美容・健康、ファッション情報など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。

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出典元:https://kurashinohon.jp/736.html

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