■痩せにくい体が変わる! 脂肪燃焼レシピと食材選びのコツ
みなさんは、それほど食べていないのに太ったり、なかなかやせないという経験はありませんか? 『朝ジュース×夜スープダイエット』著者の藤井香江さんは、自身の体験から「やせられない大きな原因のひとつに“栄養不足”があるとおっしゃいます。栄養バランスの悪い食事を続けると、代謝をあげるために必要な栄養が不足し、太る原因になってしまいます。今回は、やせるために必要な栄養をきちんと摂ることで代謝を高め、やせ体質をつくる脂肪燃焼レシピを紹介します。
痩せられない原因を解消! 脂肪燃焼編
デトックスで老廃物や毒素を取り除いたからだは、消化吸収能力がアップして、からだに必要な栄養素を取り込み、脂肪を燃やす準備ができています。このタイミングで脂肪を燃焼させる栄養素を充分に摂れば、効率的にやせることができるのです。
とくに、血行を促進して体温を上げる赤唐辛子のカプサイシン、血液の循環をよくして脂肪燃焼を促すネギ類のアリシン、体温を上げて代謝を高めるしょうがのジンゲロールなどを積極的に摂りましょう。また、野菜は代謝に必要なビタミンやミネラル、食物繊維を多く含むので、さまざまな種類の野菜をたっぷり摂ることが脂肪燃焼効率を高めるポイントです。
朝ジュース グリーンメープルソイ
メープル風味の緑茶ミルク。脂肪分解を促すカフェインと、脂肪を燃やす茶カテキンの力で体内スリムを促進。
材料
緑茶……小さじ2
豆乳(無調整)……200ml
メープルシロップ……小さじ2
作り方
すべての材料をミキサーに入れ、なめらかな液状になるまで攪拌する。
夜スープ あずきと大根のミネストローネ
自然な甘みのトマトスープ。豆、トマト、唐辛子、ローズマリーの効果で、食べるたびに脂肪が燃える!
材料
あずき(ドライパック)……1/2パック(30g)
大根(1cm角に切る)……4cm(100g)
玉ねぎ(粗みじん切り)……2/3個
ミックスビーンズ(ドライパック)……1パック(50g)
ミニトマト(半分に切る)……3個
<スープ>
野菜スープの素……小さじ1
水……300ml
ホールトマト水煮缶(粗くつぶす)……1/3缶(約140g)
赤唐辛子(小口切り)……1/2本
Ⓐ
|にんにくオイル……小さじ2※
|塩……1つまみ
|水……大さじ3
塩、黒こしょう……各少々
ローズマリー……1枝
※にんにくのすりおろし小さじ1+ごま油小さじ2で代用可。
作り方
1.鍋に玉ねぎ、大根、Ⓐを入れ、ふたをして強火で約3分、炒め蒸しにする。
2.1にミックスビーンズ、<スープ>の材料を加え、ふたをして強めの弱火で8分ほど煮込む。
3.2にあずき、ミニトマトを加え、ミニトマトの皮がしんなりしたら火を止める。塩、こしょうで味をととのえ、ローズマリーを加え、ふたをして軽く蒸らし、香りを移す。
スープの酸味が気になる場合は砂糖1つまみ(分量外)を加える。
余ったトマト水煮缶は別容器に移して冷凍保存可。スープや煮物に利用するとよい。
ローズマリーが苦手な場合は加えなくてもよいが、加えた方が脂肪燃焼効果は高い。
効率よくやせるためにはまず、「デトックス」で体内環境をよくすること。そして脂肪を燃やす食材で「脂肪燃焼」効率をアップすること。この2ステップこそが、余分な脂肪や毒素を体内にため込まず、脂肪が燃焼しやすいからだをつくる秘訣なのです。
1975年生まれ。カクテル&ジュースコーディネーター、美容編集&ライター。 10代後半に、それまで続けていた激しい運動をやめたとたんに太り始め、50kgだった体重が70kgに。一念発起してダイエットを決意し、さまざまなメソッドに挑戦するも、ことごとく失敗。体調をくずしたのを機に、毎朝、フルーツや野菜の生ジュースを飲む「朝ジュースダイエット」をスタートし、半年で20kgの減量に成功。その後、「夜スープ」も本格的に取り入れ、16年間、体重・体型を維持している。 著書には『ココロとカラダにやさしい 今夜の飲みもの』(日東書院本社)、『フルーツ&野菜のフレッシュジュース――たっぷり酵素で代謝をUP!』(主婦の友社)、『酵素たっぷりで「やせ体質」になる! 「朝ジュース」ダイエット』(講談社)がある。
『朝ジュース×夜スープダイエット』のほか、料理、ファッション、ダイエット・美容など講談社くらしの本からの記事はこちらからも読むことができます。